昨夜遅く、八ヶ岳南麓には雪が舞ったようです。
八ヶ岳の雪には二つあります。
1つは雪雲がやってきて降ってくるもの。もう一つは山頂で降った雪が風に吹かれて運ばれてくるもの。
昨夜の空はうっすらヴェールを纏いながらも星も瞬いていました。どうやら山頂で降った雪のようです。初雪と言っていいのかは定かではありません^_^
気温は氷点下に達していました。身がキュッと引き締まる肌感でわかります。
このキュッと閉まるような寒さがくると秋から冬のキノコたちが顔を出します。
八ヶ岳にはキノコや山菜、ジビエ、川魚といった土地のものを使った料理屋さんもたくさんありますが、プロの方たちは山に自ら入られて自生したキノコを摘んできます。
しかし素人の我が家では歴代色々なキノコを植菌しています。キノコは識別も難しいですし、身元のわかるものしかチャレンジできません。
椎茸
ひらたけ
なめこ
アラゲキクラゲ
他にも舞茸、タモギダケ、エノキダケなども。
写真は夏キノコタモギダケ。
春先に、よく知られる原木にコマ菌を植える方法のほか、
短木栽培と言う丸太の断面と断面にオガクズと混ぜた菌株を挟んで菌を植え付け土に埋める方法も種類によって行っています。
ホダ木に使う木は地元で伐採した安全なものか自ら伐採したものを使っています。キノコによって相性の良い木種もあります。
そしてキノコの種類にもよりますが、そのホダ木たちからキノコが顔を出すピークが春と秋です。
今年はヒラタケは早々に終わってしまって、今はクリタケがピークです。
この季節は毎日見回りをしないと1日でものすごい量が育ってしまうこともあります。
しいたけも始まってます。
その年により出来不出来はあるのですが、たくさん採れる年は大変です。
刻んで干しキノコにしたり、
オイル漬けにしたり、
ご近所に配り歩いたり。
キノコは季節の一時とは言え、冬籠の前は食べ物の貯蔵が目白押しになるのです。
キノコはまだ手のかからない方ですが、自給自足として野菜や米を育てていると育てるだけでも手数は多いですが、実はその後の加工にもとても手がかかります。
それも楽しい作業ではあるのですが、畑など明るいうちにやりたい作業の他、加工や選別、下ごしらえなどは日が落ちてから室内でやったりします。朝から晩まで何かしらしていると言う感じです。加工ものは写真も夜の室内のものも多いと思います。^_^
それでもいつでも手元に自分で育て蓄えた食べ物があると言うのは、何にも変え難い安心だなと思えるのです。
sameera