我が家にはやぶきた茶の株が育っています。
植物としては別物ですが、生育の仕方ががヘナと少し似ていて親しみ深くもあります。
そして我が家は緑茶ラバーでもあります。

高冷地なので育てるのは難しいかもしれないと思いましたが、2016年に植えるだけ植えてみようと5株植えました。(写真には他の苗木も混ざっています)

写真は3年目の株です。
冬を何回か越しているうちに、植えた場所があまり日当たりが良くないこともあったと思いますが、

一株消え、2株枯れと育ったのは2株。

それでもチャノキはツバキ科なので椿様のかわいい花を咲かせ

実もつけてくれました。

ここまで育てば剪定の時に挿し木をとったり

零れ種で育った蘖を採取したりと株を増やすことはできます。

初夏には柔らかい新芽が伸びて

いよいよ新茶の季節です。

先端の柔らかい若葉2.3枚のあたりは摘むとポキっと茎から折れて摘みやすいです。

蒸し器にセットします。

葉っぱの酵素を破壊することで濃いお茶が出るのだとか。

蒸しあがったら両手を擦り合わせて葉っぱをよく揉みます。

まずはここで生茶をいただきます。
甘くフレッシュな香りが立ち込めます。一口含むと青いさわかな香りが鼻に抜けて、甘くてほろ苦い清涼感がやってきます。
収穫はほんのわずかな量ですが、自家製の新茶は格別です。

残りの茶葉は低温で乾燥して保存用に。
量がとれるようになれば、紅茶やさまざまな種類のお茶に加工もしてみたいと思っています。
来シーズンはもう少し獲れるといいな。
sameera