冬の保存食作り

12月に入り一気に四方を囲む名山が雪化粧。

八ヶ岳

甲斐駒ヶ岳と北岳

そして富士山

写真はありませんが東には金峰山も見えます。

この時期になると畑に残る野菜はどこも種類は少なく、外葉で巻かれ縛られた白菜やなんとか姿を保とうと頑張る大根の葉っぱ、冬を越せる青菜しか見当たりません。

12月から翌年5月くらいまでは露路の畑は本格的には目覚めません。冬の長い八ヶ岳です。

ですから今ある野菜で保存食を作ると言うのもすっかり習慣になりました。

先日大根を収穫しました。今年の大根は休んでいる田んぼで栽培したのですが、基盤整理されているため土が浅かった!大根は伸びる場所を失い暴れん坊でした。

収穫後しばらく干しておいたところ、ようやくしなだれて真っ直ぐに(^_^)両端を持って曲げてみると「つ」の字になるくらいしなってきたのでいよいよ糠漬けです。

まずはまはさんの育てるササニシキ天日干し米の米ぬかを炒るところから。

無農薬ですし、虫の卵や雑菌による腐敗を防ぐために水分をしっかり飛ばします。

そこに先に作った干し柿の皮、畑の唐辛子、昆布、塩などを混ぜて干した大根と一緒に漬け込みます。うまくいけば1ヶ月くらいから食べられるでしょうか。

切り干し大根も作りました。

千切りスライサーでカットし天日干しして、最後はカビ防止の意味も含めてフードドライヤーでしっかり水気を飛ばしました。

そして日に日に霜が強くなってきましたので、キャベツも一気に収穫です。赤キャベツはザワークラウトに。

塩漬けしておくだけで植物乳酸菌発酵してくれて常備食となります。この1瓶に大きなキャベツがまるッと1個入っています。今回はキャラウェイとローレル、唐辛子を風味づけに入れました。

水煮してボトリングしたビーツとザワークラウトでボルシチなど酸味のあるスープに使ったり、

パンにソーセージと挟んでホットドックも美味しいです。

この後は今年最後の大収穫、白菜がやってきます。白菜は新聞紙に包んで半屋内で毛布などかけておけば春先まで保存することができます。

だけどこの季節に作りたいものはやはりキムチ。

我が家ではベジキムチもよく作るのですが、そのために必要な玄米甘麹を仕込んでおきます。もちろんまはさんが育てたササニシキです。

りんごやえのき、ひじきなんかも入れるんですが通常のキムチとなんの遜色もなく美味しくできます。キムチ鍋も楽しみです。

そして秋に収穫したサツマイモが熟成して甘くなるのもこのくらいから。そうしたら干し芋を作ります。

ここ数年はゆで卵スライサーでスライスすると綺麗にできることを発見しました。このままだと干した後は少し薄い干し芋になるので、たっぷりした干し芋が好みなら刃になる針金を一本おきにカットするといいです。

梅雨明けに収穫したスペルト小麦も熟成するので製粉してパンを焼いたり、

全粒粉でダイジェスティブビスケット風に焼いてみたり、

サヌキノユメ小麦も作っているので製麺工場に出して乾麺うどんに加工してもらったり。この辺はまたリアルタイムでお話しさせていただきましょう(^.^)

なんだかんだとどの季節もこんなふうに追われるように作物を育てては加工していますが、その分豊かさを享受させてもらっていると思います。何より食べ物が口に入るまでの工程に全て関われていることへの満足感と安心感があります。この思いはマハラニヘナの商品にも通じているところがありますね(^O^)

さてさて、まだまだ収穫したのに手付かずの作物が順番を待っています!!

sameera