ソジャット・ヘナ刈り紀行①〜いざデリーからソジャットへ

夏の農繁期に入りすっかりブログが滞ってしまいました。今年のササニシキ天日干し米も収穫できたのに、ブログではお田植えで止まってしまってます((^◇^;)

今年の八ヶ岳の夏は避暑地という冠を返さないとならないほどに暑かったです。それゆえに栽培はとても苦労しましたが、それでも豊かさは変わりません。また冬の落ち着いた時間に少しずつお話しさせてください。

さて、今回はタイトルからもお分かりの通りインド、ソジャットからの風をシリーズにしてお届けしたいと思います。

ヘナの収穫時期は例年雨季の終わる10月初旬から始まります。マハラニヘナでは毎年々の作柄を見極めその年一番と思えるヘナを代表マハさん自ら選び抜きお届けしています。今ではすっかりヘナも市民権を得てたくさんのインドヘナが出てきましたが、仲介業者から買うことはあっても現地で自分でヘナを目利きして買い付けてるのはマハラニヘナくらいだと思います。今回の渡印は買い付け目的ではないですが石臼挽きヘナの契約栽培畑の刈り取り視察と今年のヘナ全体の作柄や生産事情などのチェックが目的です。

マハラニヘナのこだわりは本サイトの記事にもたくさん書かれているとは思いますが、ここではもう少しオフショットとして現地でどんなことをしているのか、またどんな人たちがどんな思いでヘナを届けてくれるのかも何回かに分けて少しだけお話ししたいと思います。

インドの文字の左上にソジャット

さて、インドの北部パキスタンとの国境を持つラジャスターン州の半砂漠の地域。ここに世界最大のヘナ市場を持つソジャット村があります。

ここに行くためには、最寄りのジョドプル空港を目指します。インド国内は国内線が発達してますので、ムンバイやバンガロールなど他の都市からももちろん飛べますが今回はデリー空港から。

奇しくも今回のソジャット行きは5日間に渡り行われるインド最大の祭り『ディワリ』にそっくり当たりました。この祭りは日本でいうところの年末年始のようなもので、この時には各地に離れて暮らしている家族と実家で過ごすために帰郷します。ある意味世界中のインド人、ヒンドゥ教徒が動くので一大経済活動とまでなっています。私たちにも取引先であるヘナブラザーズさんの三兄弟が全員家族を連れて揃うという好機となりました。

飛行機を降りるとまず迎えてくれるのはこちら。これをみると「デリーに来たー」と、いつも思います。ムドラーと呼ばれる印相です。ムドラーは本来意味がありますが、インドは他宗教国家でもありますし、12あるムドラーには意味を持たせていないそうであくまでもデザインなのだそうです。

さて空港を出ました。空港内にも関わらずわんちゃんのお出迎えです。天井には鳥も住んでいます。

そこらじゅうがディワリムードです。

到着した日はディワリ当日だったので人の移動はおおよそ済んでいるため道がすごくすいています。それでも相変わらずの交通ルールはあってないようなもの。このタクシー、ずっと中央のラインの上を走っていました。みんな決められたルートは走らず自分の道を生きているのですね(❁´◡`❁)乗っているとヒヤヒヤドキドキしながらも、安定のインドにニヤニヤもしてしまうという複雑な気分なのでした。

デリーには夕方に到着。ジョドプル便は1日2本しかないためこの日はデリー泊です。ホテルもディワリのオーナメントや装飾が施されどこもきらびやかです。

花びらがリッチにあしらわれ、光の祭典の象徴でもある灯明が浮かびます。

早速ホテルのビュッフェで久しぶりに現地のお料理をいただく幸せ。ヘナも大好きですが、同じくらいインドの美味しいものが大好きです。翌日からのお仕事に備えて腹ごしらえはしっかり!

さて翌日国内線空港にやってきました。ここでもやっぱりディワリ一色。インド人も記念撮影するフォトスポットはラクシュミ神の乗り物である白鳥ですね。キラキラしてて細かいところまでも紋様が施されていて本当に美しかったです。

待ち時間に空港内のお店をチェック。BIBAはインド在住時にお気に入りだったお店です。今も変わらず素敵だった!

今やサンリオはディズニーと並んじゃうほどの人気。ハローキティも大人気らしいです。

そういえば移動中、隣の車が鬼滅の刃でした。ドラえもんやポケモンはもちろん、ワンピースや鬼滅の刃もテレビ放映されています。

店先でランゴーリと呼ばれる色砂紋様を描いていました。指先で砂を調整するのでなかなか難しいんですよね。

さて、いよいよ一路ジョドプルへ。

1時間半くらいの短いフライトで、着きました!ジョドプルです。

キラキラ近代的で世界水準以上のデリー空港から、一気にローカル感満載のジョドプル!ラジャスターンらしい!

空港のおトイレも、一気にローカル!さあ、ここからは水に溶けるティッシュご持参願います。もしくは水道から柄杓に水を溜めて、お手手で洗う練習をしてきてくださいね。

空港を出るとアーミーが終始「かまえ!」のポーズのままでいます。パキスタン国境に近いこの辺りは緊張状態が続きます。デリーも通常より強警備でした。日本にいると特に山の中にいるとあまり感じることがないですが、ここでは肌で緊張感を感じます。

空港まで迎えにきてくれたのは三兄弟の次男チャニラージさん。きているシャツのかわいさに目が釘付け!三兄弟でいちばんのおしゃれさん。このシャツ旅の最後まで後ろ髪引かれました。

さて、ここからソジャットに向かいます。今年はどんなヘナに出会えるでしょうか。

八ヶ岳から出てはおりますが現地からのソジャットの風リアルレポート、しばしお付き合いください。