
標高900mの我が家では八重桜がようやく蕾を緩めてきました。

庭や畑は春爛漫。
中央道で石和あたりを走ると桃源郷のピンクのカーペットが見頃を終えた頃でしょうか。
我が家もマハラニ桃源郷が姿を表しますが冬の剪定を怠ったので今年は花つきがイマイチでした。

こちらはタンポポの黄色い絨毯の季節。

たんぽぽは近縁種や交雑種が多いようなのではっきり判別できませんが、西洋タンポポに近いように思います。
西洋タンポポと言えば「ダンデライオン」と呼ばれるハーブの一種。ポーランドなどが産地として有名です。
人ってどうやら群生しているものを見ると、どうにか飲食に繋がらないかと考えるようです(笑)

綺麗に20cmはあろうかという根っこを掘り上げます。

根っこ部分をカットして泥を落としてよく洗います。

さらに細かくカットして天日干しします。

カチカチに乾いたら焙煎します。

ミルで粗めに挽いてよく煮出せばタンポポコーヒーの出来上がり。
季節によってハトムギとか玄米、チコリの根とかなんでも焙煎してお茶にしています。
畑の畝に生えたタンポポを抜く手間は一緒なのに思わぬ副産物というか宝物になるのは嬉しい限り。
漢方にも処方されるくらいですし効能ももちろんあるのですが、なにより甘味とコクがあって美味しいです。
なかなか野原で集めるにも犬のお散歩道だったり、農薬や排気ガスなど気になるところのものは難しいとは思いますが、ヨモギやスギナ摘みと一緒にぜひタンポポの根も集めてみてください。
冬に地中深くにはった根と春の芽吹きとのエネルギーをたくさん分けてくれると思いますよ。
sameera