ササニシキはあっさりとした食味
もち米の性質が強いコシヒカリは甘くもっちりした食感で甘味が強いお米です。それに対し、ササニシキは甘味が控えめであっさりした食味です。この違いはお米のでんぷんの性質によります。
お米のでんぷん「アミロース」と「アミロペクチン」
お米のでんぷんには「アミロース」と「アミロペクチン」の二種類があり、アミロースというでんぷんが多く含有されるのがササニシキで、アミロースはあっさりとした味になり、コシヒカリは「アミロペクチン」が多く含有されるため、もっちりと甘い味になります。もち米は「アミロペクチン」のみで「アミロース」が含有されていないため、粘るし甘い味になっています。
ササニシキは食後、血糖値があがりにくい
「アミロペクチン」が多いコシヒカリは、食後、血糖値が上昇しやすく、それに対し、「アミロース」というでんぷんが多いササニシキは、食後に血糖値の上昇を抑えられる、ゆっくりと吸収されるため、血糖値がすぐにあがりにくく、糖尿病になりにくいとされています。
アートビーングでササニシキを栽培している理由
10年ほど前までコシヒカリを栽培していましたが、現在はササニシキのみを栽培しています。理由はコシヒカリは現代人の甘味嗜好に合わせて改良された品種で、昔の日本人は、本来、ササニシキのようなあっさりした食味の米を食べていたからです。もち米に多く含まれる「アミロペクチン」は、たまに味わうにはよいが、毎日食べると、太りやすく、糖尿病になりやすい傾向があると考えたからです。
小粒
ササニシキは比較するとすぐにわかりますが、一粒一粒が小粒です。小粒であっさりとした食味、これがササニシキです。
都度精米
現在、マハラニ公式通販で提供している「めぐみの米」は玄米と五部づきがありますが、これは都度に挽いています(精米)。保管は籾のまま、少しづつ玄米や五部に精米したものをお届けしています。