季節は進み、夢心地のピンクの八重桜もすっかり葉桜となりました。

桜吹雪の中カキドオシを摘んで干してお茶作り。
森は一雨ごとに植物を目覚めさせ

新緑の季節です。

こちらは花山椒。
山椒は実をつけるメスとつけないオスの木があります。鰻などのお供の山椒粉はメスの木になる山椒の実を粉にしたものです。また麻婆豆腐などに使われる花椒もメスについた実が赤く熟れたものです。
花山椒と呼ばれるのはオスの花。新芽や牛肉なんかと佃煮にしたり、魚の薬味として添えたりとピリッと春の香りを楽しませてくれます。
我が家の周りは山椒の森でそこら中に山椒の木が生えていますが、オスかメスかは実がつく頃にわかるので、翌年にはどれがどっちだったか思い出すのが大変です。

そしてこちらはお茶の木の新芽。
立春から数えて88日目を八十八夜と呼び、新茶の季節を知らせる春の季語ですね。今年は5月1日がその日でした。写真はその当日です。
さすがに八ヶ岳はまだまだ「夏も近づく…♪」とはとても歌えない季節、お茶摘みももう少し後になりそうです。
そんな八ヶ岳はようやく春爛漫の花期が落ち着き始め季節は花から実へ。

ジューンベリーの花が終わり実が膨らみ始めました。名前の通り6月頃に真っ赤な実がつきます。完熟を待ちつつ小鳥たちと山分けです。

今年はアプリコット「平和」の花がたくさん咲きました。結実もしてくれています。

無花果(いちじく)はその名を表す通り花は見えるようには咲きません。なんと実の中に咲くのです。
今年も冬を越えて実がつき始めました。
昨シーズンは摘果がうまくできずに少ししか食べられなかったので今年はたくさん食べたいです。

こちらは桃。
このあとはやはり実を充実させるために摘果をしないとなりません。ついもったいなくて取り損ねちゃうのですが心を鬼にして美味しい桃作り。

梅の木も

洋梨も

プルーンも

キウイも

ぶどうも、摘果が必要なのです。

そこをいくとグミの木とか

ブルーベリーとか

姫林檎なんかは手間いらずでたくさん取れます。

以前投稿した椎茸のホダ木にも菌が広がり始めました。梅雨に入るまでもう少しホダ木のベッドでおくつろぎください。

小麦の穂も風になびいて美しく揺れる季節となりました。小麦の穂にも花がついていました。
もうすぐカッコウが鳴き始めるかな。
初夏の八ヶ岳はいよいよお田植えシーズンに入ります!!
sameera