インディゴの目利きはとても難しく、ヘナの目利きより難易度が高いです。白髪束で、きちんと発色させるためのコツを長年の経験で知っていないと誤った結果になる場合があります。そのため、インディゴの染毛実験を長年やってはいるものの、インディゴの発色試験は同じ試験を3度繰り返し、同じ結果が導き出された際に正しい結果として採用するようにしています。
今回は、現在発売中の2020年産と2021年産(染毛力並)のマハラニインディゴ100gを真空パックから開け、現在、製造準備中の2022年産の染毛試験を、比較してみました。同じ実験を3度行い、3度とも同じ結果になっていますので、間違いがないことが確認できました。
真ん中の2021年産(染毛力並)はやや染毛力が弱いことが確認でき、両側、2020年産、2022年産が濃いことがわかります。二つを並べて比較すると………
2020年産と2022年産は、ほぼ同等か、やや2022年産が染毛力が高いのかもしれないという結果がでています。
マハラニインディゴ | 染毛力 |
2020年産(販売中) | ★★★★(4.0) |
2021年産(販売中) | ★★★(3.0) |
2022年産(製造中) | ★★★★★(5.0) |
2022年産は粉末化は完了しており、現在、真空パック作業をこれから行う段階で、入荷は来年の2月以降です。2022年産の品質の良さが確認できたため、品薄だった2020年産の販売制限を解除し、100g 3個パックや500gの卸販売での制限も解除させていただきました。ただし、価格については、すでに現地インドでの激しいインフレと円安のため、現在の価格が下がることは難しいと考えております。