…(ハーバルカラー5ダークブラウン使用で)生えてきた白髪を一週間前にこちらで染めたはずなのに白髪のままです。もちろん、ムラもあるのかと思いますが、慣れてきましたので「えーーー!?」という、挫折感です;;…襟のあるものは、首筋に見たことない色がついていました!!!…緑の。。。私の染め方が悪いのでしょうか?…髪から、汗が流れ落ちて色がついたのでしょうか?…皆さまはどうなさっているのでしょう?…
染め方をチェックして見直す必要があります
「緑色がついた」ということですぐにわかるのは、何か染め方に問題があることです。緑色という時点で発色が十分でないため、当然、白髪は思ったように染まっていないと感じているはずです。それでは何か問題だったか、あくまで可能性のいくつかを出してみます。
緑色はハーバルカラーに含まれるインディゴが発色不全の状態
インディゴの初期発色は緑色っぽい色です。
インディゴが藍色、青色に発色してくるには1時間くらいタオルドライ(髪を湿ったまま維持する)することで青色に発色してくるため、髪が暗めに染まってきます。
ところが、洗い流してすぐに髪をヘアドライヤーなどで乾燥させると、インディゴは初期発色の緑色のまま、水溶性の藍色成分のままで、油溶性の藍色に発色することができていないのです。
緑色が付くということはハーバルカラーに含まれているインディゴが十分に青色に発色しておらず、満足な染まり方はしていないばかりか、水溶性の藍色成分のままのため、大変に色が落ちやすい状態であることを示しています。
水溶性の藍色成分が酸化して藍色の油に変色する
インディゴ染めの後、髪に沁みこんだ水溶性の藍色成分が、インディゴを洗い流した後、1時間程度、湿らせた状態をキープすることで藍色、青色に発色することで髪が染まってきます。ところが、すぐにヘアドライヤーで髪を乾かすと、水溶性の藍色成分がみどりっぽい状態のまま(下の写真)、汗などで流れ落ちやすい状態になっているのです。
ハーバルカラーに含まれているインディゴをしっかり発色させてやることで、目安の色に染まってきます。まず一度、インディゴの発色を上手に、下の写真のように藍色、青色に発色させるために、インディゴの染まり方を理解してみましょう。