ハーバルカラー5ダークブラウンで染め、洗い流したところ頭皮に痒みを感じます。頭皮には異常はありません(湿疹や赤腫れはない)。パッチテストでも異常はありませんでした。痒いので頭皮を掻いたら、手が緑っぽくなりました。ハーバルカラーがお湯洗いだけでは落ちていないため痒くなったのでしょうか?
植物アレルギーでない場合でも、使用中、使用後、頭皮が痒い場合がある
ハーバルカラーに配合されるインディゴのために、ハーバルカラーの使用中、使用後、しばらくの間、頭皮に軽い痒みを覚えることがあります。特に使い始めにたまにありますが、慣れていくうちに痒みが低減し、ほとんどなくなるか、体調などによってたまに感じられることがあります。パッチテストで異常がなく、洗い流した後、頭皮に異常がない場合であれば、これはインディゴは刺激の強いハーブのため、インディゴ特有の刺激が痒みとして感じられた可能性が高いということになります。
染めた後、頭皮をかいたときに緑っぽくなったことは…
緑はインディゴの初期発色の色で、洗い流した直後は緑っぽく色づいています。この緑が時間とともに空気に触れ、酸化して藍色、青色に発色していきますので、しばらくして、また頭をかいた場合は、インディゴの発色が青っぽく進んでいるため、青黒っぽく手が汚れるでしょう。
頭皮が痒いと感じられる場合の、ハーブシャンプーを使用するタイミング
インディゴはシャンプーにより落ちやすく、発色定着する数日間、少なくても染めた日と染めた翌日は、シャンプーはせずお湯洗いが望ましいのですが、
頭皮がさっぱりしない、なんとなく痒い場合は、染めた翌日、ハーブシャンプーなどにより髪を洗ってさっぱりさせてください。
また、ハーブシャンプーを初めてご使用になる前には必ずパッチテストにて異常がないことをご確認してからご使用ください。
ハーバルカラーに含まれるインディゴはシャンプーによって色落ちしやすいため、ヘナと相性のよいハーブシャンプー香る髪などをぜひお試しください。
使用の度に痒みが出やすい方の場合の対策
ハーバルカラーには、ヘナ(赤オレンジ色)とインディゴ(藍色、青色)が配合されており、ヘナとインディゴの比率により、ヘナ(赤オレンジ色)が強ければブラウン、ヘナ(赤オレンジ色)とインディゴ(藍色、青色)が同等ならダークブラウン、インディゴ(藍色、青色)が強ければソフトブラックと、染まり色を調整することで白髪を暗めに染めることができるのですが、ハーバルカラーに配合されているインディゴは強いハーブのため、人によって刺激を感じ、それが痒みとして体感される場合があります。
ハーバルカラーの番号の小さいものを試す
番号が大きいほうがインディゴの比率が高いです。
例えばハーバルカラー7ソフトブラックでは、マハラニインディゴが7割ほど配合されており、インディゴの比率が高く、その分、インディゴの刺激が強くなります。
ところが、ハーバルカラー3ブラウンではマハラニインディゴの比率が3割ほどで、インディゴの刺激がマハラニヘナによって大分と緩和されていますので、使用感がかなり異なります。
使用中や使用後に痒みを覚える場合は、色味が少し明るめになりますが番号が小さいものをお試しください。
あるいは、、、、
ヘナ100%を中心に、ポイントポイントでハーバルカラーを使用してヘナの赤味を抑える
ヘナ100%の場合、頭皮が痒くなったりと不快な体験をすることがほとんどありません。
それとは逆にヘナ100%の場合は使用感がとてもよく、染めている間、ヘナを髪に塗布している間は心地よくリラックスするため、繰り返してヘナをしたいという気持ちになります。さらに、ヘナには上質なトリートメント作用があるため、ヘナを洗い流した後の手触りがヘナを繰り返していくたびによくなってくるので、毎回のヘナが楽しみとなってきます。
ところが、ハーバルカラーに配合されているインディゴは、単体で見ると、ヘナとは正反対で、使用感が悪い(塗布している間に不快な感じがし、時として頭皮が痒くもなる)、髪の手触りを悪くする反トリートメント作用がある、人によっては植物アレルギーで実際に使えない方がいる、など、マイナスな点もありますが、インディゴによって、ヘナの赤オレンジの上に青色をのせることでヘナの赤味を飛ばし、暗めにすることができます。
ただ、毎回、インディゴ、あるいは、インディゴの入ったハーバルカラーを使用するのが心地よくない方もいらっしゃいますので、使用を最低限にする、いつもはヘナ100%で染めながら、赤味が目立ってきたところで、インディゴ、ハーバルカラーを使って暗めに仕上げる、こうしたやり方で工夫をしてください。