インディゴで後染めたら白髪が元に戻ってしまったが、何が問題?

マハラニヘナ質問集
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ヘナで染めた後、翌日インディゴで染めたら白髪が元に戻ってしまいました。なにかやり方が違っていたでしょうか?

まは
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インディゴの発色の仕方を理解しましょう

インディゴ染めは、直後にはまったく染まっていないか、逆に白髪部分の色が薄くなったかのように見えることがあります。理由は、インディゴで染めた後、インディゴを髪から洗い流してから1時間~1日くらいの間に発色してくるからです。特にインディゴを洗い流した直後は適度な湿り気がある状態で空気に触れる、酸化することでインディゴが藍色、青色に発色してきます。インディゴを洗い流して、髪をドライヤーなどですぐにしっかりと乾かしてしまいますと、インディゴの発色が悪くなる、あるいは、全く発色しない場合があります。

インディゴの発色の仕方を動画で理解しましょう

使い始め、ヘナの色落ちがしてしまった

ヘナ染めの後、髪を乾かすことなく続けてインディゴの後染めをした場合、ヘナの色素が抜け落ちることがあります。初回などは、ヘナ染めの後、時間を空けて髪がいったん乾いた後にインディゴの後染めをしてください。可能であれば数日間をあけるとよいでしょう。

インディゴで後染めした後、ヘアドラヤーなどで速乾させますと上手に染まらなくなりますので注意が必要です。

1)インディゴを洗い流す際に、石鹸やシャンプー類で洗い流さないこと

インディゴは、酸化によって発色します。洗い流す際は、まだ発色していない、髪に色が定着していな状態ですので、この不安定な状態で、インディゴを洗い流す際はお湯洗いが基本です。またお湯洗いでも長時間すすぎ過ぎず、適度にインディゴペーストを洗い落とす程度にしてください。特に石鹸やシャンプーは発色していない不安定なインディゴを髪から洗い落としてしまいますので要注意です。

2)インディゴを洗い流した後、ヘアドライヤーなどで速乾させず、タオルドライ

インディゴは酸化することで発色していきますので、インディゴを洗い流した直後~数日で、発色します。直後の数時間で50~60%が発色し、翌日までに、90%発色し、さらにあと数日で100%まで発色していくというように、観察できます。これは、髪にしみこんだインディゴの成分が適度な湿気がある状態で空気に触れることで発色していくというプロセスですので、インディゴの後染め後、直後はヘアドライヤーで速乾させず、タオルドライして、湿り気を保ちながら、インディゴの発色を促進させ、その後、最低でも1日程度は、石鹸やシャンプーなどで髪を強く洗わないように注意してください。