ヘナ後、酢止めで色落ちは止まる?

酢止めはヘナに有効か
まは

現在、インドのため、酢はネットから入手。「Japanes Rice Vineger」とあり、開封したところ、米酢でした。これを実験に使用。

米酢で確かに色落ちは止まっている!、、、が

酢止めはヘナに有効か
まは

米酢の容器と一緒に写っているヘナの毛束をつけ置いた写真をよく見てください。ヘナで2時間染めた後、上の写真の左のものは水に、右のものは40%酢液(酢40%に水60%で酢の40%液)に浸け置いた。浸け置き時間は30分。

水のほうはヘナ色が染みだして色落ちしているが、40%酢液のほうは色落ちが全くない。全くないのだが、ヘナの毛束が薄くなっているように見えます。さすがに40%の酢液は酸が強すぎて、ヘナの色素、ローソニア色素が破壊されてしまった、、、、ようです。

40%米酢液は酸が強すぎたようで色が減退!

40%酢液につけ置いたヘナの毛束
まは

40%酢液はさすがに色がめっきりと薄くなってしまったのですが、だったら、薄めの10%酢液ではどうだろうと早速実験!

10%米酢液で色止めに成功!

10%米酢液で色止めに成功!

上の右側は酢の10%液、つまり、米酢を10倍に割ったもの、米酢のほぼ10倍液。右側は色落ちが止まり、かつ、ヘナの毛束も色があまり薄くなっていないように見えます。実際に、30分後に引き上げて乾燥してみたのが以下。

ヘナの酢液止め実験
まは

ほとんど同じに染まっています。これはいけるかもしれません!だったら、酢の20倍液(5%酢水)ではどうかと実験してみることにしました。

米酢20倍液(5%酢水)の酢止めもヘナの色落ちを低減させる

ヘナの酢止め実験

酢の20倍液(酢の比率がおおよそ5%)でヘナ染め後、すぐに30分の酢止め実験をしたのが上の結果。発色にはほぼ遜色がない感じがします。20倍液(5%酢水)の場合は容器に多少のヘナの色落ちが見えます。容器の酢水がやや黄色みを帯びています。この程度でも全く問題ないレベルではないかと思います。そして、さらにその5日後に、20倍液で同様の酢止めを行いました。

ヘナの酢止め実験

この実験で注意したいのが、最初にヘナ染めして一回めの酢止めを行った後、5日経過しているため、ヘナの色味から赤みが減り、茶色っぽく色が落ち着ていること。また、20倍液のグラス容器にもうっすら黄色にヘナの色落ちがあったこと。これは、40%酢水や10%酢水(10倍液)ではなかったことです。ただ二回目を行うと、わずかに色が酢水のほうが落ちたかもしれないと思える程度で、ほぼほぼ同じ感じに発色していると言えるでしょう。

仮結論:米酢10~20倍液で酢止めするとヘナの色落ちが低減する

まは

ヘナを洗い流した後、酢の10~20倍液程度で酢リンスすることで、「あくまで実験の上で」色落ちが低減することがわかりました。ヘナを洗い流した後、酢リンスをぜひ一度試してみてください。実際の使い方としては30分間もリンスをする必要はなく、酢の10~20倍液で数分のリンス・トリートメントで十分です。ヘナを洗い流した後、軽く酢でリンスしてみていただき、実際にヘナで色落ちが低減されるかどうかを確認してみてください。

仮結論:アルカリ性の石鹸シャンプー類で洗うとヘナが色落ちしやすい

ヘナは市販シャンプーで色落ちします
まは

酸である米酢で色落ちが止まるということは逆のアルカリである石鹸類では色落ちが進むと考えられます。

ヘナの後、アルカリ性のもので洗うと色落ちする場合は、では弱酸性のもので髪を洗うとよいと考えられます。ハーブシャンプー香る髪は弱酸性のハーブの粉シャンプーですので、色落ちの観点からもハーブシャンプー香る髪などがおすすめです。