オーガニック基準JOCAマークについて

JOCA日本オーガニックコスメ協会マーク

以下、日本オーガニックコスメ協会のJOCAマークについての説明文より引用

天然成分 100%のコスメであることを保証するマークです。厳しい審査に基づいて日本オーガニックコスメ協会が発効しています。

一切の合成成分を使用せず、天然成分100%の化粧品であることを保証するマークです。そのため防腐方法や乳化方法も天然成分を使用することが求められます。「日本オーガニックコスメ協会」の厳格な審査によって、取得することができます。

1,JOCA マークが作られた経緯

本物のオーガニックコスメを普及するために、「日本オーガニックコスメ協会」が作りました。

JOCA マークは、天然成分100%オーガニックコスメの目印

JOCA日本オーガニックコスメ協会マーク

「成分はわからないけれど、本物のオーガニックコスメを使いたい」。
そう考える方は、ぜひ JOCA マークを目印にして、化粧品を選んでください。
JOCA マークは、「日本オーガニックコスメ協会」によって厳格な審査をし、その製品が天然成分100%であることを保証するものです。

ヨーロッパのオーガニックコスメ認証マークがついていても合成成分フリーではない

最近は、オーガニックコスメに人気が出ているため、いろいろなメーカーがオーガニックを売りにした商品を販売しています。
でも全成分をよく見てみると、数多くの合成成分が使われていて、これがオーガニックコスメ? と疑問をもたざるを得ない製品があふれています。

あいまいなオーガニックコスメが蔓延している現状にあって、「ヨーロッパの認証マークがついているオーガニックコスメなら信用できるのでは?」。
当然ながらそんな意見が出てくるわけですが、残念ながらヨーロッパの認証マーク基準も天然成分100%というわけではありません。

現在、ヨーロッパのコスメ認証基準では、「安息香酸 Na」や「ソルビン酸 K」など、石油由来の合成防腐剤も「使用可」になっており、決して完全に合成成分フリーというわけではありません。さらに気になることは、これらの合成防腐剤は、以前に日本でアレルギー性が指摘された「102種類の旧表示指定成分」に入っていたことです。

「日本オーガニックコスメ協会」が、JOCA マークを作った理由

2011年、「日本オーガニックコスメ協会」は、国際会議に参加した際、ヨーロッパのオーガニックコスメ基準が天然成分100%ではないことを知りました。その基準は、石油由来の合成成分を2%使用することができるというものでした。しかし石油由来の合成成分は、人体と環境を汚染する懸念があります。
今後、ヨーロッパ発のコスメ認証基準が世界中に大きな影響を及ぼすことが予想されたので、「日本オーガニックコスメ協会」は、より厳しいコスメ基準を作ることが必要であると考えました。
そして2015年、天然成分100%をベースにした JOCA 基準とJOCAマークを作りました。

現在、JOCAマークを取得している製品を作っているメーカーは41社。年々、新たな申請メーカーが増え続けています。そのように、天然100%でオーガニックコスメを作り、市場で販売することは現実的に可能なのです。とくに日本では、天然成分100%のオーガニックコスメの製造技術が世界的にも進んでいます。
今後、「日本オーガニックコスメ協会」は、ヨーロッパのコスメ認証基準よりも厳しい、天然成分100%のオーガニックコスメ基準を、日本から世界に向けて積極的に発信していく活動に力を入れていきます。その活動によって、日本のオーガニックコスメの素晴らしさをより広くアピールできるとともに、人の健康とそして地球環境を守る上でも大きく貢献できると考えています。

石油由来の合成成分を2%使用することができるは実質オーガニックではないオーガニック規格

まは
まは

製品の製造に携わっていると、この2%の意味はすぐにわかります。合成成分2%を使用できれば、何でもありの世界になってしまいます。もちろん、使える使えないの合成成分規定はあるとは思いますが、それにしても2%は相当な分量になります。ヘナの場合、ヘナの染めることができる成分はローソン色素とよばれ、この色素が2%以上あればよく染まる高品質なヘナと定義されるのですから、2%は相当な量ということになります。

まは
まは

こうしたビジネスに特化してしまったオーガニック規格に危機感を覚えた日本オーガニックコスメ協会が、本当の意味でのオーガニック基準としてJOCA推奨品マークを進めていることは、とても有意義であると考えています。日本オーガニックコスメ協会のJOCA基準については以下を参照してください。