
まは
写真は、故ソハンラルジ・タック氏。シーマさんの「あたまから元気」というヘナの本にも登場する人物。ヘナの産地にヘナを売買するヘナ市場がなかった時代、ソハンラルジ氏は自身もヘナ農民でありながら、小さな村々から収穫されるヘナの葉を集めて回り、それを工場に売る仕事をしていたが、やがて、それが大きな流れとなり、インドのヘナ、ここにありと、世界的な需要が膨らみはじめ、結果的に、政府によって公設ヘナ市場が開設されるきっかけを作ることになった。

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ソハンラルジ氏は、ソジャットのヘナ市場の、最初の1号店を政府より与えられた。当時、ヘナの卸売り業者は4件だけだったそうだ。ソジャット地方の村々を渡り歩き、ヘナの葉を買い集めるという仕事を長年していたため、氏の顔は焦げ茶色に焼けていた。マハラニヘナの目利きも、長年にわたり、ソハンラルジ氏によって行われ、彼の指導のもと、三人の兄弟にも目利きの技術が伝えられてきた。ソハンラルジ氏のヘナに関する知識と経験が息子たちに引き継がれ、現在は、ヘナブラザーズとして三人が力を合わせて父親の事業を継続している。




