衝撃!2020年のヘナの作柄は良好!昨年より10%~色素が多い!?

ヘナの染毛力比較

ヘナにとって最も重要な点は、赤オレンジ色の着色作用のある色素=ローソニア色素量がどれだけ含まれているか?です。一般的にローソニア色素量が2%以上は高品質とされます。2%とは100gのヘナの粉があれば、2gの色素量があるということになり、この量が多ければ赤オレンジ色が濃く染まると判定されるのですが、今年のヘナはどうも昨年と比較して少なくても10%程度はローソニア色素量が多い、言い換えると、10%、赤オレンジ色が濃く染まるという結果になりそうです。

上の写真の向かって右端がSMHEENA社のオーガニック認証を受けたヘナ畑のヘナ(マハラニヘナ石臼挽きに使用予定)で染めたもの。左端が無農薬のヘナの粉(買い付け済)でテスト染毛したもの。すばらしい染毛力があり、昨年のベストだった2019年産マハラニヘナ石臼挽きが負けてます……(汗

色素はたった2%?それとも2%も?

ヘナに含まれる天然の色素=ローソニア色素量2%が多いと考えるか少ないと考えるかですが、これはかなり多いと考えます。というのは、薬剤の場合、ヘナでもない緑の粉に0.02%のピクラミン酸という薬品(劇薬扱い)を混ぜることでヘナよりヘナらしく濃く染めることができる偽装ヘナができてしまいます。0.02%の薬品を多いとみるか少ないとみるか、ですが、0.02%でも、すごく多いと考えられます。

偽装ヘナ