今年のヘナの本収穫は11月と例年より1か月以上遅れ
今年は世界的な多雨、インドでの遅雨、雨季明け(梅雨明け)が遅れたため、その影響で収穫が11月にずれ込み、現在も毎日、ヘナの産地ソジャットのあちこちでヘナの収穫が行われています。
ヘナの葉の染毛試験
ヘナの産地、SMHEENA社ではヘナの収穫期に相当量のヘナの葉を買い付けます。現地での買い付けはヘナの葉を目視によって長年の経験から良質なヘナの葉を選別して買い付けますが、そのなかから、さらに良質と判断されるものを選別し、個別に染毛試験、その他の試験を行い、さらに選別します。
これはというヘナの原材料ヘナの葉に関しては、インドのSGS研究所にて分析試験を行い、マハラニヘナとして製造するかどうかを判断します。
染毛力が強いこと
ヘナの白髪染めとしての期待に十分に応えられる、しっかりと染まるヘナを選別します。染毛力の結果の判断には白髪束の酸化後の発色確認をするため、最低でも三日はかかります。最終的に残った原材料についてはSGS研究所でローソニア色素量の検出検査を実施し、二重にチェックしています。
農薬などが一切使用されていないこと
SMHEENA社の会長ソハンラルジ氏は、日本のヘナの書籍にも登場するほどの人物。ヘナ市場会長を歴任し、ヘナの産地にこの人といわれる人物で、ヘナの産地の状況を知り尽くしています。農薬を使用せず、さらに汚染がない場所で、伝統的なやり方で栽培されている農民からのみ、ヘナの葉を買い付けています。
ヘナの臭みが少なく、使用感がよいこと
ヘナにはヘナの匂いがあり、それが心地よい使用感であることが重要です。そのため、ヘナ特有のヘナの香りが臭くないか、心地よいものであるかを、産地ごとにチェックして嗅ぎ分ける必要があります。
自分の頭で塗布試験をし使用感をチェックします
ヘナの収穫期は、頻繁にサンプルのヘナで塗布試験を行いながら、ヘナの目利きをやり、皆さんに喜んでいただけるヘナ、心地よく快適なヘナタイムを楽しんでいただけるヘナをお届けできるのを楽しみに、どのヘナにしようか、どのヘナとどのヘナを組み合わせて、マハラニヘナを作り上げようか、ソムリエのようにヘナの選別を行っています。