ハーバルカラー3ブラウンの染め方のコツ

ハーバルカラー3ブラウン

ハーバルカラー3ブラウンを継続して使用して髪を染めていく場合は、初回は染め時間は60分程度、根本染め、ないしは全体染めを行い、それ以降、1~2週間に一度、一回に40分程度(髪質により50分)、根本染めを続けていきます。

上の写真では、ハーバルカラー3ブラウンで1回めは60分染め、2回めは50分、3回めは最終的に40分染めています。ハーバルカラーを継続的に1~2週間に一回染める場合は、時短染め(一回の染め時間を短縮)が可能です。ただし……

染めた直後の1時間のタオルドライが発色の決め手!

染めた後、洗い流す際、お湯洗いし(シャンプー使用で色落ちする、そのままタオルで髪をぬぐってから、1時間程度タオルドライ(頭にバスタオルなどをまきつけ、髪を乾かさないように湿った状態に保つ)ことで、暗めに発色し、翌日、と翌々日にも、入浴時に髪を濡らすことでさらに色が暗めに発色し、染まりが安定します。

ハーバルカラー3ブラウンで染めた(髪を洗い流した)直後は薄いオレンジ色にしか染まっていない!

染めた直後は薄くオレンジ色にしか発色していなません。ハーバルカラー3ブラウンに配合されているヘナとインディゴのうち、ヘナは塗布している間に染まりますが、インディゴは洗い流した後に時間差で染まるからです。

上の写真にはっきりと出ていますが、ハーバルカラー3ブラウンで染めた直後はヘナだけが染まっている=オレンジ色に染まっています。

これがタオルドライをしながら、翌日、翌々日と色が暗めになっていきます。染めた直後の1時間のタオルドライでは十分に暗めに発色しないため、翌日、翌々日も入浴の際に髪を濡らし、軽くタオルドライします。

ただし、一回ではブラウンには染まりません。ハーバルカラー3ブラウンで二回染めたところでブラウンに染まり、三回め以降はブラウンよりやや暗めに、ダークブラウンに発色してくる場合もあります。

ハーバルカラー3ブラウンは2回染めたところでブラウンに発色、翌日にはもう少し暗めに発色してきます。とお伝えしましたが、それでも染めた直後はすぐ上のCとBの色味を見ていただけるとわかりますが、まだ十分に発色していません。

二回めを染めた後、湿った状態で1時間タオルドライし、さらに翌日、入浴時に髪を濡らして軽くタオルドライすることで発色が進み、すぐ上の写真のCとBのようにブラウンに染まってきます。毎回、ハーバルカラー3ブラウンで染めた後は1時間程度のタオルドライと、翌日と翌々日、入浴時に髪を濡らし軽くタオルドライしてください。なお、この間、シャンプー使用は色落ちを防ぐためおすすめしません。お湯洗い程度は構いません。ちなみにマハラニでは脱シャンプーをおすすめしています。髪は、本来、毎日のように洗う必要は全くないどころか、昔から言われているとおり、髪の洗いすぎは髪と頭皮にとってよくありませんし、特に天然のハーブカラーにとっては市販のシャンプー剤は色落ちを促進させるため、脱シャンプーをしていただいたほうが髪を美しく保つことができます。きちんとしたやり方をすれば、脱シャンプーしても、髪や頭皮が不潔になることはありません。

ハーバルカラー3ブラウンで三回染めると……

上の写真のCは三回めの染め直後、1時間のタオルドライをしている最中の写真です。タオルドライとは湿ったまま空気にさらすことを指しており、ここではタオルは巻いていませんが1時間の間は乾いてしまわないようにチェックしながら、放置(空気にさらす)しています。

2回めをブラウンとすると、3回めはどちらかというとダークブラウンと言えます。

この状態で4回めを染めますと、さらに暗めに、ほぼ黒に発色してくる可能性がありますので、4回めはヘナ100%で赤味戻しをすることをおすすめします。

これは髪(白髪)の伸びる早さに応じて1~2週間に一回、継続的に根本染めをするという前提において、どう見えてかというと、以下の模式図を見てください。

右端の黄土色の部分が人間の頭皮で、そこから白髪が生えてきて、それを染めた部分が上の模式図の1回めのところです。1~2週間後、2回めを染めると、ほぼブラウンに発色し(模式図2回めのところ)、模式図3回め以降は、さらに暗めに発色してきます。間隔を短く、短時間をコツコツ染めることで、全体としてブラウンに見えますが、厳密には、根本部分は上の1回めのように薄くにしか染まっていないのですが、数ミリ伸びた根本部分ですので視覚的にはわかりません。ただし、この方法、根本染めを続ける方法では、間隔があきすぎると、上の模式図の一回めのような発色が目立つようになりますので、間隔をあけすぎる(例:1か月など)ことがないように注意してください。

なぜタオルドライで暗めに発色する?

ハーバルカラー3ブラウンには主成分としてヘナ(赤オレンジ色)とインディゴ(藍色)が配合されています。ヘナはハーバルカラーを塗布している間に染まりますが、問題はインディゴは時間差で染まるのです。

インディゴの初期発色(洗い流した直後から2日ほど続く)には湿った状態で空気に触れることで促進されるため、翌日や翌々日に入浴時、髪を濡らします。入浴したら、まず髪を濡らし、そのままゆっくり入浴、お風呂からあがった後も、タオルドライなどして、髪が湿っている状態を30分程度保持してやると、さらに発色がすすみ、暗めに発色してきます。

ハーバルカラー3はインディゴのため、髪がごわつく

インディゴには「髪をごわつかせる」という欠点がありますので、染めた後、翌日になったら、適度に適量のヘアオイルなどを髪に塗布して髪のサラサラに仕上げます。マハラニでは、マハラニヘアケアオイルなどをおすすめしています。

また、定期的に、赤味戻しとトリートメント(サラサラヘア)のためにヘナ100%で髪全体を染めることをおすすめしています。

 

ハーバルカラー357の染まり方比較と染め方