インドの商品は農薬を使ってないものはないくらい、とか、インドのものは刈り取る前などにも農薬がばら撒かれている、などの話を最近耳にしました。ヘナについての安全性や無農薬についての質問・回答は読ませていただいたのですが、ハーブシャンプーに使われているハーブが無農薬なのか?添加物などは入っていないか?など、ハーブの安全性について詳しいことを教えていただきたいです。
野生のハーブを中心にハーブシャンプー香る髪を製造しています
すべてのハーブについて、完全無農薬であるとは言い切れません。ただし、マハラニではできる限り、野生のハーブを使用し、あるいは、農薬が通常ほとんど使われないハーブを中心に配合された製品作りをしております。ハーブシャンプーの主成分(シカカイ、アムラ)はインドの森より収拾された木の実の粉末です。
ハーブシャンプーの主成分:シカカイは野生、インドの森の恵み
こちらのページの一番下に、野生の森のシカカイ収集体験談がありますので、興味のある方はご覧ください。皆さんが使っているハーブシャンプーの、まさしく主成分は、インドの森の中から拾い集められているハーブなのです。
ハーブシャンプーの主成分:アムラも野生、インドの森の恵み
ハーブシャンプーの成分の主成分はシカカイとアムラです。それ以外のハーブで多いのは、ヘナやカチュールスガンディなどとなります。
香る髪に使用されている主なハーブの内訳
シカカイ(アカシアコンシナ) 野生
アムラ(アンマロク) 野生
ヘナ(ヘンナ) 栽培、農薬不使用
カチュールスガンディ(バンウコン) 栽培、農薬不使用
ハーブには性質として、それ自体に抗菌殺菌、害虫駆除作用があるものがあり、自然の農薬のように作用するものがあります。それはたとえば、ヘナやカチュールスガンディがそれにあたりますし、また、ニームなどもその典型的な例でしょう。
ヘナはインドでは伝統的に虫除けとして、田畑や家の生垣などに使用されてきた歴史があります。これを植えておくと、虫が近寄らないためです。
インドの農薬やポストハーベストについて
インドでの農薬は出荷前にばら撒いているという話しを耳にされたとのことですが、これは、すべてに当てはまりません。確かに一部、かなり商業ベースで生産されている農作物には農薬を大量に使用している可能性があります。たとえば、インドでは中・大規模資本家により、花の栽培がさかんに行われていますが、この花は飛行機などで西洋に出荷される前に、農薬をかなり散布するようです。同様に、一部の野菜(改良品種ものやキャベツ、ブロッコリー、カリフラワー)、果物(リンゴやマンゴー)、カシューナッツ類などには、大量の農薬を使用されるようです。インドでは、「キャベツを食べたいと思ったら、三度考えてから食べなさい」と聞くことがあります。すざまじい量の、農薬だからです。このような売れる野菜には、資本をもった農業家が栽培を行っています。
農薬散布にもコストがかかるため意味なく農薬を使用しない
ところが、基本的には、農薬は資本がない農民には高値の花です。いまだインドでは、農薬は高価な製品だからです。そのまま何もしなくても育つものに農薬などを散布するなど、わざわざお金をかけることは、意味がありません。ヘナにはまったく農薬が不要ですので、農薬をかける意味がありません。
同様に、多くのヘアケアハーブについても、似たようなことがいえます。幸い、インドでヘアケアに使用されるハーブは、実に虫がつきにくい、農薬いらずに育つものがほとんどで、これは偶然なのかどうかはわかりませんが、そういった薬草を使ってヘアケアが、伝統的に行ってきたわけです。
インドでは普通に添加物が使用される
また、インドは添加物天国で、暑い気候のため保存料はもちろん、添加物が添加された製品が多いようです。インドの法律では、一定の量以下であれば、すべての添加物を成分表示する義務がありません。そのため、各種の添加物が添加されていても、そのことがパッケージには記載されていない場合もあります。特にヘナに配合される着色料や合成染毛剤などは明記されないどころか、配合されていても天然100%として販売されていることがあります。
マハラニの製造方針
マハラニでは、現地の企業と共同で、マハラニが指定した内容のハーブを使ってインドにて製造し、インドでの製造の段階から管理をしております。「製造の段階で、添加物が一切入らないように」この点については、徹底的な管理チェック体制で臨んでおりますので、添加物の可能性は一切排除され、すべて天然の植物だけを使用して製品作りを行っています。