ヘナから茎などの繊維質を取り除くとよく染まり高品質なヘナであるということを聞きますが……
繊維質が少なければ「使用感がよいヘナ」といえますが、繊維質が少なくてもよく染まるヘナとは限りません
よく染まるヘナの葉の目利き選別が重要。よく染まるヘナはよく染まるヘナの葉を選別することからはじまります。もともと色素の弱いヘナの葉から、いくら繊維質を取り除いてもよく染まるヘナにはなりません。
マハラニのこだわり:ヘナ製造工程における徹底した繊維質の除去
マハラニヘナは製造時、茎、葉脈部分など、繊維質の除去に細心の注意を払っています。繊維質が多ければヘナの粉に硬さが出てきて使用感が悪くなるため、ヘナの葉以外の部分、小枝などは食品用の特殊な装置を使用し除去しています。
ヘナの葉の工場入荷時は小枝などが含まれている
マハラニヘナのこだわり:原材料に混ざりこむ不純物を、長年培った独自な製法により徹底的に除去。
繊維質除去工程が完了すると、ヘナの葉はチップ状となる
ヘナの葉は粉末化の前処理として、小枝などをの繊維質が除去され細かなチップ状に粉砕される
ただ、小枝類などをいくら除去しても、ヘナの葉自体に繊維質が多く含まれるため、繊維質除去については一定の限界があり、ヘナ粉の重さの10%未満の繊維質で、できる限り低い値を目指していますが、繊維質は砂分とことなり、そもそもがヘナの葉の中にも繊維質が一定度含まれているため、繊維質の除去は容易ではありません。
繊維質が少ないことはよいヘナの一条件であって、繊維質が少なければよく染まるとは言い切れません
ヘナの品質の基本は、ヘナに含有されるローソニア色素量、つまり染める力の強さです。もともと色素の弱いヘナの葉から、いくら繊維質を取り除いてもよく染まるヘナにはなりません。しかしながら、繊維質を取り除くことでより使用感がよいヘナになりますので、繊維質は適度に除去することが大切です。
ヘナの目利きによって、よく染まるヘナの葉を買い付ける
よく染まるヘナを知り尽くしたSMHEENA社のソハンラルジ会長。この道40年のヘナの達人。会長は日本のシーマ長澤さんの「頭から元気」というヘナ関連の書籍にも掲載されている人物。会長と、まは(株式会社アートビーング代表:鈴木)とでヘナの目利きを行っています。
ヘナの色素、染める力は、高品質なヘナには重要であるため、色素が少しでも多く含有される「ヘナの葉」を買い付ける必要があります。
その年の気象状況や産地などによって色素量が毎年異なっており、マハラニでは、ヘナの産地にて「ヘナの葉」の買い付け、色素量を独自の検査方法で検査し、さらに検査機関にてヘナに含有されるローソニア色素量を計測しながら、少しでも多くのローソニア色素が含有されているヘナを選別し製品化しています。