ハーバルカラーやヘナ、インディゴは30分寝かせて塗布するとよく染まる!?

ハーバルカラーの馴染ませ時間と染まりの関係

ハーバルカラーシリーズの染め方として、「溶かしたらすぐに塗布する」とお伝えしていました。溶かしたらすぐに塗布するとはいっても、溶かし時間に最低でも5分はかかり、塗布にも10分くらいかかるため、15分程度馴染ませているのとほぼ同様にはなるのかなとは思います。ただ、今回、実験として、溶かしてかき混ぜ5分経過してから1時間染めたものと溶かしてかき混ぜ5分経過した後、さらに30分間寝かせた状態で白髪束を投入して1時間染めたものを比較してみたところ、何回やっても信じられない結果が出ました。

ハーバルカラーは溶かしたら30分馴染ませてから塗布すると染まりがよい

ハーバルカラーの馴染ませ時間と染まりの関係

水に溶かしてから5分後に染め始めたものも、35分後の染め始めたものも、染め時間はきっちり1時間です。明らかに水に溶かしてから35分寝かせたもののほうが暗めに染まっています。ハーバルカラーの主成分はヘナとインディゴですので、ヘナ単体、インディゴ単体でもまったく同様の実験を行いました。

ヘナとインディゴ単体の場合は馴染ませ時間の違いで発色に大きな差はないが、、、わずかに

水に溶かしてからの馴染ませ時間と染まりの関係

ハーバルカラーの主成分のヘナとインディゴ、これを水に溶かして5分後に1時間染めたものと、水に溶かして35分後に1時間染めたものを比較したところ、どちらかというと35分のほうがわずかに濃く染まっているかもという状態。これと比較すると、ハーバルカラーでの差はかなりのもの………。

ハーバルカラーは水に溶かしてから30分くらいの間に主成分のヘナとインディゴが反応して暗めに染めやすくする?

としか考えられないような結果でしたが、ヘナではわずかに35分寝かせのほうが発色がよく、同様にインディゴも35分寝かせがやや発色がよい。ヘナとインディゴの35分寝かせによる発色のわずかな差が重なることで顕著な発色の差になっているかもしれません。いずれにしても……

結論:ハーバルカラーはお湯に溶かしてから30分程度、馴染ませて(寝かせて)から染めると発色がよい

さらに、ここでも一旦、結論としてヘナやインディゴについても同様とします。

結論:ヘナやインディゴもお湯に溶かしてから30分程度、馴染ませて(寝かせて)から染めることで発色がよい

30分寝かせの問題点は、冬場などは30分寝かせている間にペーストが冷えてしまうのです。冷えたら染まらなくなりますので、以下のページを参考にして、ほかほかの状態で塗布していただくことがコツです。

冬場でヘナがよく染まらない?冬場のヘナの溶かし方:湯煎