ハーバルカラー5、7、9は実はどれも最終的に黒髪に染まっていく……
ただし、同じ黒でも、髪の場合は大きな幅があります。栗色に近い黒髪もあれば、青味がかった黒まで………。ハーバルカラー5、7、9は繰り返して染めていくと最終的にどれも黒髪といえるかもしれませんが、黒髪のニュアンスが異なります。
ハーバルカラー5ダークブラウンは、黒髪でも栗色がかっている黒髪
ハーバルカラー7ソフトブラックは自然な黒髪
ハーバルカラー9ブルーブラックは真っ黒、靴墨のような黒髪
もともとの地毛の色に近く、まだら段差のない黒髪に染めるためには………
黒髪と白髪が混ざっている髪を、段差を目立たないように、メッシュが目立たないように染めるには、もともとの黒髪にあったハーバルカラーを選ぶといいでしょう。つまり、地毛が赤味を少し帯びた黒髪であれば、ハーバルカラー5ダークブラウンを選択します。赤味を帯びていないが、真っ黒の髪でなければ、ハーバルカラー7ソフトブラックを選択しましょう。
濡烏烏の濡れ羽色はハーバルカラー9ブルーブラック
質問:髪はかなり黒く、顔回りのみに白髪があるため、ハーバルカラー9でりタッチをこまめにやったところ、段差なく染まりました。ハーバルカラー5や7を試してみましたが黒髪との差が多少出てしまいました。
天然の染毛料(ヘナやインディゴやハーバルカラーなど)には脱色作用がありませんので、基本、黒髪は黒髪のままです。ヘナやインディゴなどの天然成分はヘアダイ(化学成分)と比較しますと……
1)脱色作用がない(黒い髪、および黒く染まった髪に染める作用はない)
2)白髪しか染まらない
そのため、黒髪でもかなり黒い黒髪に出てきている白髪をハーバルカラー5ダークブラウンなどで染めた場合、色の差が出ます。ただ、今回、ハーバルカラー7ソフトブラックでも差が出たとのことですが、これは地毛がかなり黒、まさに濡烏烏の濡れ羽色の髪だったということになります。
地毛の色が栗色がかっている人はハーバルカラー5ダークブラウン、自然な黒髪ハーバルカラー7ソフトブラック、濡烏烏の濡れ羽色はハーバルカラー9ブルーブラックを選ぶといいでしょう。
ハーバルカラー5ダークブラウンの場合
(1)栗色に近い黒髪→(2)白髪が発生→(3)5番で数回染めた状態
(2)の白髪は左側は多い状態で右にむかうとまだらになっている。栗色に近い黒髪の場合は5ダークブラウンを繰り返すとムラのない均一な黒髪に見える可能性が高いです。
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栗色に近い黒髪にハーバルカラー7ソフトブラックなどで染めると、栗色の髪も暗めに染まり、全体的に黒髪に見えるようになります。真っ黒を避けたい方はハーバルカラー5ダークブラウンを使用し、定期的に赤味戻しなどをしたほうがいいでしょう。
(1)通常の黒髪→(2)白髪が発生→(3)5番で数回染めた状態
(2)の白髪は左側は多い状態で右にむかうとまだらになっている。
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(1)濡烏烏の濡れ羽色の黒髪→(2)白髪が発生→(3)5番で数回染めた状態
(2)の白髪は左側は多い状態で右にむかうとまだらになっている。
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