ヘナ畑の中にヘナの工場があり、そのヘナ畑はオーガニック認証を受けている……そんなヘナ畑は世界でただ一つ、マハラニヘナを製造しているSMHEENA社のヘナ畑、、、では収穫が始まりました。広さはおおよそ8ヘクタール。中央の女性の頭後方に見える白い建屋がSMHEENA社のヘナ製造工場で、広大なヘナ畑の端に隣接する形で工場があるため、ヘナ畑で収穫され乾燥されたヘナはそのままヘナの工場に運ばれてオーガニック認証のヘナ製品が製造されます。
ヘナの産地ソジャットは、9月に入り雨があがり、急激な乾燥が始まったことで、収穫が始まりました。写真は、SMHEENA社のオーガニック認証ヘナ畑の様子です。
ヘナの産地ソジャットの色はスカイブルー。理由はインドで一番空が青い場所だから。。
青い空だから太陽がとても強く、すべてのものをあっという間に乾燥させてしまいます。ヘナの木は乾燥が始まるとヘナの葉を茶色に変色させて落とし始め、、、つまり乾燥によってヘナの紅葉がはじまり、それは落葉になるのです。ヘナが紅葉して落葉してしまう前に、一斉に収穫を始めるのです。
収穫して数時間もすると、ヘナの葉はすでに半分乾燥してパリパリになりかかっている。それほどに強い日差しです。
なぜヘナが半砂漠地方のソジャットで広範囲で栽培されているのか?
その理由は、強い日差しによる乾燥にあるのです。ヘナはインド全土に栽培され、良質な品質のものが収穫されます。では、なぜソジャットがヘナの大産地になったのか?その理由はヘナの葉を緑の状態で綺麗に乾燥させる(雑菌を繁殖していない)には、砂漠地方特有の強い日差しと乾燥した状況が必要だからです。
ちなみに、インドのデカン高原でヘナの葉を乾燥させてみたところ、乾燥が上手にいかず、茶色にヘナの葉にしかなりませんでした。ヘナの葉に雑菌を繁殖させず綺麗に緑色のまま乾燥させるには、湿度10%程度の乾燥状況と強い日差しが欠かせません。ヘナの産地、ソジャットの強い日差しとブルースカイとこそ、天然の乾燥オーブンだったのです。