ヘナの産地に据えられた4基あるヘナ石臼挽き装置。
樹齢50年以上のヘナの木の葉を含む粉砕ヘナの葉の天日干し中
ヘナの葉を石臼挽きする前に一旦、細かく粉砕し、石臼挽きする前に、さらに天日干しします。ヘナの葉を一旦、細かく粉砕する際に、産地と樹齢の異なるヘナの木から収穫されたヘナの葉をブレンドしています。SMHEENA社のオーガニック農園から収穫されるヘナの葉も配合しています。
こうして湿気をしっかりと飛ばすことで、石臼で挽いた際にきめ細かく挽くことができるのです。少しでも湿り気があると石臼挽きできません。ちなみに、天日干ししていた日の湿度はおおよそ10%前後。砂漠に近いヘナの産地のため大気が乾燥しており、ヘナの乾燥や製造に向いています。
石臼の装置がある工場建屋の前にはコンクリートの土間がありますので、その上でしっかりと乾燥させ、石臼挽きの装置で石臼挽きします。
石臼挽き装置
こちらがインド伝統のヘナ石臼挽き、、、人の大きさと比較していただくと、インド伝統の石臼挽きの装置が大きいものであることがわかります。まず、この石臼挽きの装置にヘナの葉を投入する前にしっかりと天日干しします。
1980年台まで、ヘナの産地ソジャットにて使われてきた石臼挽きの装置です。電気で回しています。
車輪をモーターにつなげて1トンもある重い石臼を回していますが、100年以上も前は牛が石臼の周りをまわることで挽いていたそうです。
石臼挽き一基で一時間に20キロほどが粉末化できます。石臼の音を聞きながら、また挽かれて出てくる粉の目の細かさを見ながら定期的にメンテナンスを行います。
石臼挽きの装置のメンテナンス
まず、石臼にかぶせている覆いをとると、石臼が見えてきます。
1トンづつ、上下二枚の石臼の、上の部分を引き上げます。
一枚が一トン程度のため、チェーンを巻き付けて引き上げていきます。
チェーン滑車で上の石臼を引き上げていくと、中にはヘナの粉が見えてきます。
大きな貝を開いたかのような石臼です。これをこれから目立て保守していきます。
1枚およそ1トンのヘナ石臼。上の石臼を取り除くと下の石臼が見えます。この石臼の目立てを行います。
現在はほぼ石臼挽きが完了し真空パック充填を行っています。