インディゴの染まり方を理解すれば染め方がわかる!

ヘナの赤オレンジに上記の30分×1程度の藍色がのるとほぼ黒に染まります。

上の図は従来のインディゴ発色モデルを2018年産マハラニインディゴの藍色成分に合わせて調整したもの、、主にインディゴの染め時間を短く修正したものです。

ブラウンやダークブラウンに染めたい場合は注意が必要で、インディゴを頭に塗布している時間をかなり短縮する必要があり、時間が経過しすぎると真っ黒に発色してしまうほど、マハラニインディゴには藍色成分が多く含有されています。

無色の藍色成分が酸化してインディゴブルーに発色する

マハラニインディゴ

そもそも藍色成分とは?

マハラニでは、インディゴという植物の中に含有される色の素のことを藍色成分と呼んでいます。藍色成分は水溶性の無色透明な成分で、これが空気に触れ酸素と結合することでインディゴという藍色に発色します。では、これがどうやって髪に染まるかですが、水溶性の藍色成分が髪に染み込み、髪の中で酸化(酸素と結合)することによってインディゴという油に変化し、髪に着色する、髪を染めるのです。

インディゴを塗布している間に藍色成分が染み込む

インディゴを髪に塗布している間はインディゴは染まっていません!インディゴを髪に塗布している間は藍色成分が髪に染み込んでいるにすぎません!

マハラニインディゴで30分染める(染み込ませる)とでほぼ黒

マハラニインディゴを溶かしたペーストに白髪束を浸けこんだ時間が左から15分、30分、、、となっています。もはや30分も60分も差がありません。つまり藍色成分は一定量以上は染み込まないのです。2018年産マハラニインディゴでは、藍色成分が豊富なため、30分で効率よく髪に染み込ますことができるため、それ以上、髪に塗布しておく必要もないということ示しています。

同じ方法で2回染めると、15分染めでも黒に染まる

「15分×2」の色がヘナの上にのりますと、ほぼ黒に発色します。ダークブラウンが希望で15分で染めているとしても、2回目め以降は時間をさらに短縮しないと黒髪に発色してしまいます。ヘナ染め→2018年マハラニインディゴ染め15分でダークブラウンになったとした場合、二回めのヘナの後のインディゴ後染めでは、時間をさらに短縮して10分未満の後染めをし、時短調節をしていきます。

マハラニインディゴは時短染めが可能!

藍色成分が多いということは、塗布時間をぐっと短縮できます。ヘナの後染めとして継続していく場合、ダークブラウンでは10分前後のインディゴ時短染めが可能になっていく。もはや入浴前にちょっと塗布して、風呂場にはいったら洗い流すといったイメージに近くなり、いろいろな意味で負担が減ります。ただし……

インディゴは洗い流した直後から1時間が発色時間!

髪に塗布している間はインディゴの藍色成分が髪に染み込ませているだけで、まだ発色していません。髪に付着した藍色成分がインディゴを洗い流した後、湿った状態で空気に晒し、酸化させて発色させてやることで髪に染まります。このインディゴを洗い流した後の1時間がインディゴ染めにとって最も重要な期間で、この際に以下のような点に注意してください。

インディゴを洗い流すのは軽くお湯洗いで、石鹸やシャンプーなどは使用しないでください

無色で水溶性の藍色成分は髪に定着していません。石鹸やシャンプーで洗いますと、藍色成分が流てしまうため、十分に染まらない結果になります。インディゴのペーストを落とす程度、軽く洗い流す程度にしてください。

ヘアドライヤーで乾かさないで!

藍色成分が綺麗に発色するには適度な湿り気が必要です。酸化してインディゴの藍色を発色するのですから空気に触れている必要がありますが、湿っていることで酸化発色が急速に進みます。インディゴを洗い流したら、タオルでふき取りドライヤーで乾燥させず、湿ったままタオルを頭にまいて1時間程度、髪を乾かさないようにタオルドライします。途中、髪が乾燥しそうになった場合は、蒸しタオルなどを髪に巻いて、湿り気を補いタオルドライを1時間続けます。1時間後、色が十分に発色していれば、ダークブラウンなりほぼ黒なりの色に染まっているはずですので、ヘアドライヤーで乾燥させても構いません。