インディゴ(和名:ナンバンアイ葉)は藍の一種で適切に使用されると藍色(青色)に発色し、ヘナで赤オレンジ系に染まった白髪を茶系~ほぼ黒に仕上げます。
インディゴの染め時間と染まりの関係
ヘナの場合、ヘナの染め時間が長いほうが染まりが濃くしっかりと染まりました。
インディゴは長く染めても濃く染まらない!!
インディゴの場合は、ヘナの場合とは話がかなり違っています。長く染めても濃く染まらないばかりか、逆に長く染めすぎるとなぜか薄くなっていく傾向があるのです。理由ははっきりわかりませんが、何度となく実験をして同様の結果が出ています。
インディゴの染め時間は30分~45分、最長で1時間まで
上の実験結果では1時間以降、インディゴが少しづつ薄くなっていくのです。インディゴの染め時間のベストな長さは30分~45分くらいに見えます。1時間半になると逆に発色が薄くなってしまう、、、不思議な現象で長く染めれば濃く染まるヘナとは異なり、過ぎたるは及ばざるがごとしの結果になっています。
ヘナの赤味を飛ばしたい方は15分まで、30分染めると暗めになりすぎる可能性
インディゴも15分染めよりも30分のほうが濃く染まる、青が濃く発色しますので、ヘナの赤味を飛ばしただけの方はインディゴ染めの時間を15分前後で調節してください。ただし、インディゴにはもう一つ難しい性質があり、インディゴは回数で濃く染まる性質があるのです。
インディゴは染め時間よりも染め回数で濃く発色する!
インディゴ染めが15分と短くても、2回染めるとかなり青が濃く発色してきます。これがヘナと合わさると、かなりダークなブラウン系に発色してきますので、インディゴ染めを繰り返し使用される場合には特に注意が必要です。
インディゴは染め時間よりも染め回数により暗めに発色する
これがヘナとは大きく異なる性質ですので、使い方には十分に注意してください。ヘナは繰り返して染めていけばいくほど、赤茶系に深みをましてきれいに発色してきます。ところが、インディゴは繰り返して染めることで青が濃くなることで全体として暗めに発色し、やがてどちらかというと黒髪に染まってしまいますので、注意が必要です。
この実験では高染毛力の2022年産マハラニインディゴを使用していますので、赤みを飛ばしたい、暗めに染めたくない方の場合は染毛力並の2021年産マハラニインディゴのほうが適切でしょう。逆に黒髪に仕上げたい方は2022年産の高染毛力のマハラニインディゴがおすすめです。