例：インディゴの後染め時間１５分の場合
髪質によって、白髪の量によって、あるいは髪の状態によって染まりやすさが異なりますので、一概には何分でこの色味とはお伝えできませんが、一例としてヘナで２時間染め、一旦、乾かして、できるなら翌日以降にインディゴで後染めを１５分程度すると上の円の中央のような色味、ブラウン系に発色してくる場合が多いです。
例：インディゴの後染め時間３０分の場合
インディゴは３０分でかなり青が強く暗めに染まってきます。ヘナの赤オレンジの上にインディゴ後染め３０分程度、染めますと、中央の楕円の中の色、ダークブラウンに、、あるいは染まりやすい髪の場合は黒髪のように、かなり暗めに発色してくるでしょう。発色は繰り返しになりますが、髪質、髪の状態により異なりますので、あくまで目安的な一例になります。
例：インディゴの後染め時間１５分を２回の場合
インディゴは重ねて染める、繰り返し染めで青が濃く染まります。インディゴで１回３０分染めるより、１５分を２回染めるほうがはるかに青が濃く染まります。ヘナの赤オレンジ色の上に青がしっかり染まることで、より暗めに、ほとんど自然な黒髪の色に発色してくる場合がほとんどです。
例：インディゴの後染め時間３０分を２回の場合
インディゴで１回３０分を２回染めると、真っ黒に発色……自然な栗色の髪というよりは、烏の濡れ羽色といった発色になる場合が多いでしょう。
染まりやすい髪質と染まりにくい髪質で染め時間は調節が必須
同じ時間塗布しても、真っ黒になってしまう髪質の方もいれば、ヘナの赤味が少し飛んだ程度だけになる方もいらっしゃいますので一概には言えませんが、インディゴであまり暗くなりたくない場合は、インディゴの濃度を落としたり、染め時間を短くすることで、ある程度調整できます。ご自分の髪質がどれぐらい染まるか、まずは15分程度など、短い時間からお試しください。
できるだけ暗めに、白髪をほぼ黒に染めたい場合は30～40分を目安に
白髪をできるだけ暗く染めたい方は、30～40分程度とします。インディゴはお肌に刺激が強いためあまり長時間はおすすめしていません。
要注意！インディゴは染め時間だけでなく温度で染まりが違ってきます
インディゴの染め時間に注意して染める場合も、染めているときの頭の温度状況によってインディゴの最終的な染まりがかなり異なってきます。インディゴの染め時間だけでなく、染める際、頭をどのように保温しておくかでも染まりが違います。
白髪染めにおけるインディゴ染めで覚えておくべき重要な注意点！
インディゴ染は最長でどんなに長くても１時間までで、それ以上は染めない
インディゴはヘナとは全く異なりお肌には負担が高いハーブといえるでしょう。ヘナの場合は長時間ヘナをしても体に負担があるというよりは、場合によっては心地よく眠気がやってきます。それに対し、インディゴはなんとなくお肌に刺激があるように感じられるハーブですので、時間を短く染めるほうが安心です。また以下に説明しているように、配合量にもよりますが、ヘナをつなぎに混ぜるほうがインディゴの刺激が緩和されます。
インディゴ単体、あるいはつなぎにヘナを少し混ぜるにしても、インディゴの染め時間は長くしすぎない、どんな場合でも１時間以上染めないように注意してください。また、仮に１時間以上放置してもインディゴが濃く染まることはないのです。
インディゴは染め時間＝実際に髪に塗布していた時間よりも晒し時間で濃く染まる
インディゴが染まる仕方、発色は、ヘナの染まり方とは全く異なります。ヘナは単純に時間で染まっていきますが、インディゴの場合は単純に時間ではありません。インディゴは１時間以上染めても濃く染まらないのです。インディゴは染めた後の晒し時間、湿った状態で空気によく晒す時間で染まる＝発色するのです。
インディゴにつなぎとしてヘナ粉を10%ほど混ぜると塗布しやすい
インディゴはヘナと異なり粘性がなく、水に溶かしてボソボソし（上写真）、溶かしにくく塗布しづらいため、インディゴにヘナを10%ほどつなぎとして混ぜたマヨネーズ状のものを塗布するといいでしょう。
インディゴは刺激が強いハーブなので、長時間すると身体に負担を感じる場合があります。長時間の染め時間で一度に暗く染めようとするのではなく、20分程度などの短めの時間で日にちを空けて2回行う方が、色濃く、お肌の負担も軽く済みます。
ヘナとインディゴの時短染め
ヘナとインディゴでどのような色に染めるか、希望の色味によりヘナの染め時間、インディゴの後染め時間の目安があります。ヘナを長く染めればいいということではありません。
