ハーバルカラー５ダークブラウンで染めているが色ムラに染まり、全般的に暗くない。
何が原因なのかを調べるため、質問をしていきますので、回答してください。
質問１：ハーバルカラーで何回ほど染めていますか？
３回ほど染めています。
解説：ハーバルカラーシリーズは初回は薄くにしか染まらず、また初回はややムラのように染まる場合があります。初回の不安定な染まりも、２回、３回と繰り返していくうちにきれいに発色してきます。
上の写真の１回めのところ、ややムラに染まっています。これが回数を重ねると安定してダークブラウンに発色してくるのがわかります。今回は初回ではないので、別にムラに染まっている、暗めに染まらない理由があります。
質問１：ハーバルカラー使用前にオイルで頭皮マッサージしていますか？
いいえ
解説：ヘナの場合と異なり、インディゴが配合されているハーバルカラーはオイルとの相性はよくありません。染める前にオイルを髪に塗布すると染まりが悪くなる、あるいはムラになります。
質問２：ハーバルカラーはお湯（熱湯ではない。５０～６０度）で溶かしている？
いいえ、熱湯ではなく湯冷ましのお湯（５０～６０度）で溶かしています。
解説：熱湯で溶かすと、ハーバルカラーに配合されているヘナやインディゴの染毛力が弱くなります。溶かすのは５０～６０度のお湯です。
質問３：溶かしてから長時間、ペーストを寝かせていませんか？
いいえ、溶かしたらすぐに塗布しています。
解説： ハーバルカラーに配合されているインディゴは長時間寝かせると染まりが悪くなりますので、１時間以上は寝かさないでください。ただ、溶かした直後は粉が水を吸いきっていないため、１５分～程度は馴染ませたほうがいいでしょう。１５分～程度、馴染ませることでお粉が水気を吸い込んで滑らかになり塗布しやすくなります。
質問４：洗い流す際、シャンプー剤を使用して髪を洗っている？
いいえ、シャンプー剤を使用せず、お湯シャンで洗い流しています。
解説：ハーバルカラーを洗い流す際、シャンプーを使用しますと色落ちしムラに染まります.。ハーバルカラーに含まれているインディゴは染めた後のシャンプーやお湯シャン（長時間の洗い流し）にとても弱いのです。染めた後はお湯洗いでペーストを洗い流し、そこそこで洗い流しを止めてください。
ハーバルカラーを洗い流す際、シャンプーは使用しなくても、湯シャン的に何分もシャワーで髪を洗い続けると、せっかくのインディゴが色落ちし、結果、色ムラに染まります。
洗い流す際はペーストが落ちたら、長時間洗い流し続けず、そこそこにお湯洗いを切り上げてください。
質問６：洗い流した後、ヘアドライヤーで乾かしている（自然乾燥はさせていない）
はい、ドライヤーを使わないと朝まで乾かないので使っています。
解説： ハーバルカラーを洗い流した後、ヘアドライヤーで乾かしますと十分に発色しない、か、発色がムラになりますので、ご注意ください。
ハーバルカラーに配合されているインディゴは、洗い流した後、湿った状態を１時間程度維持することで染まってきます。
ハーバルカラーに配合されているインディゴは、同じくハーバルカラーに配合されているヘナの赤オレンジを暗めにしてくれますが、インディゴ特有の染まり方の癖があるため、インディゴを上手に染める、発色させるためのコツを理解してください。
解説： 具体的にどのように染めるかについては、以下のページの後半部分をぜひご一読ください。
ヘアドライヤーは１時間のタオルドライの後に
ハーバルカラーは洗い流して後１時間で発色してきます。その間、湿った状態で空気に触れさせますが、１時間経過したら、ヘアドライヤーで乾燥させていただいて構いません。
また、寒い冬場などは、髪を濡れたまま放置しますと風邪をひきやすいため、いったんドライヤーで髪を軽く乾かし、濡れタオルなどで湿り気を髪に戻すといった方法も可能です。
ハーバルカラーに配合されているインディゴの発色をすすめるためには髪濡れている必要はなく、湿っていればよいのです。
また、夏場など、汗をかいたり、湿気が大気中に多い時期には、汗や大気中の湿り気でインディゴの発色がすすむため発色不良は発生しにくいですが、特に乾燥の強い冬場に、ヘアドライヤーで軽く乾かして湿り気を残しておいたつもりでも、急激に髪は乾燥して１時間も湿り気を保持できず、発色不良になる可能性がありますので、１時間のタオルドライの最中に、髪が乾燥してきたと感じたら濡れタオルなどで湿り気を髪に含ませてください。
