ヘナ染め後、しばらくは軽くお湯で髪を流す程度がよい
少なくともヘナ染めした当日は、お湯洗いをしてください。どうしてもシャンプーをしたい場合は、翌日以降にしてください。可能であればヘナ染め後はできる限り軽くお湯で髪を流す程度がよいでしょう。その理由を説明しますので、ぜひ以下をお読みください。ヘナの前や後にシャンプーするとという誤ったやり方が広く行われていますので注意が必要です。
ヘナは良質なシャンプー剤とも言える
ヘナを頭皮に刷り込むことで、毛穴から古い脂汚れが吸着され洗浄されます。
ヘナすること自体で油や汚れが取り除かれますので、ヘナはある意味、良質なシャンプー剤ともいえます。
ヘナで白髪を染めるために頭皮にヘナが塗布されます。マハラニでは特に頭皮に刷り込むようにヘナを塗布する方法を推奨していますが、理由は頭皮が数時間の間ヘナが塗布されたままになることで毛穴が洗浄されるような効果があるからです。
1時間とか2時間もの間、ヘナを塗布していれば、単純に物理的に毛穴の中にたまったものもヘナに溶けだしてくるでしょう。ヘナの後、頭皮の痒みや臭いがとれる人が多いですが、痒みや臭いはこうした毛穴の汚れが作っていると考えると、ヘナの後、頭皮が軽くすっきりしてカユミが取れる理由も推測できます。
ヘナすること自体が、シャンプー効果と同等か、それ以上の効果がありますので、ヘナの後、ことさら急いでシャンプーをする必要はありません。
ヘナを洗い流す際にシャンプーを使うという説明は×誤り
ヘナの前にシャンプーをし、ヘナの後にもシャンプーをする、といった説明がなされる場合がありますが、誤ったやり方です。ヘナ自体に油汚れを吸着する性質がありますので、ヘナの前だけでなくヘナの後にもシャンプーすることで、髪と頭皮はひどく乾燥し、髪が逆にごわつき傷み始める場合があります。
ヘナの前後に不用意にシャンプーし続けると仕上がりが悪くなる
ヘナの前にシャンプーなどをしますと、髪から油が完全に抜け落ち、ヘナの後に髪がゴワゴワしたりと、仕上がりが悪くなる場合がありますので注意が必要です。
ヘナで髪がトリートメントされても、ヘナは髪と頭皮から油を落とすため、放置すると髪が痛み始める
もし、あなたがヘナの前にもシャンプーをし、ヘナを洗い流す際もシャンプーをしているとしたら、やがて髪は痛み始める可能性があります。
せっかくヘナで髪のトリートメントにもなっているのですが、髪と頭皮から油をしっかり取り除く作用があるヘナに加え、二重三重にシャンプーをすることで、髪と頭皮は油切れを起こし、髪は乾燥して、やがて痛み始めるでしょう。ヘナの前後のシャンプーは全くおすすめできません。ヘナを洗い流すのはお湯洗いが正しいやり方です。
インドでは、ヘナは髪から油を取り除いてしまうことが広く知られており、それを放置すると乾燥によって髪が痛み始めるため、ヘナはオイルとセットで行われてきたという歴史があります。
ヘナ染め後のシャンプーについて
それでは、ヘナ染めの後、いつからシャンプーしたらよいのでしょう?
省シャン、脱シャンがおすすめ
ヘナをお続けになるのであれば、最終的に次にヘナするまでシャンプーはしない(通常、おすすめは2週間に一回程度のヘナ)、脱シャン、ノープーがおすすめですが、とりあえずは………
ヘナの後、可能な限り、シャンプーを先延ばしし、最初は数日から始め、やがてヘナの後、1週間程度は簡単なお湯洗い程度でも全く問題がない、というような状態を目指していくことを提案します。
ヘナ自体にシャンプーの作用がありますので、2週間に一回程度のヘナをすることで定期的にシャンプーをしているのと同様の効果があります。万が一、途中、どうしてもシャンプーをされたいと感じるのであれば、ヘナと相性のよいハーブシャンプー香る髪をお使いになることを強くおすすめします。