
ヘナが定着する2~3日は、お湯洗いをおすすめします
少なくともヘナ染めした当日は、お湯洗いをしてください。どうしてもシャンプーをしたい場合は、翌日以降にしてください。その理由を説明しますので、ぜひ以下をお読みください。誤ったやり方(ヘナの後にシャンプーする)が広く行われておりますので注意が必要です。
ヘナは良質な白髪染めであり、トリートメント剤、さらにシャンプー剤とも言える
ヘナを頭皮に刷り込むことで、毛穴から古い脂汚れが吸着され洗浄されます。
ヘナすること自体で油や汚れが取り除かれますので、ヘナはある意味、良質なトリートメント・シャンプー剤ともいえます。

ヘナを洗い流す際にシャンプーを使うという説明は×誤り
ところが、ヘナの前にシャンプーをし、ヘナの後にもシャンプーをする、といった説明がなされる場合があります。
ヘナの前にシャンプーなどをしますと、髪から油が完全に抜け落ち、ヘナの後に髪がゴワゴワしたりと、仕上がりが悪くなる場合があります
さらに、ヘナの後のシャンプーも髪と頭皮から油をとりのぞくことで、髪が乾燥し、仕上がりが悪くなる場合がありますので、ヘナの前だけでなく、ヘナの後もシャンプーは避けたほうがよいでしょう。
ヘナで髪がトリートメントされても、ヘナは髪と頭皮から油を落とすため、放置すると髪が痛み始める
もし、あなたがヘナの前にもシャンプーをし、ヘナを洗い流す際もシャンプーをしているとしたら、やがて髪は痛み始める可能性があります。
せっかくヘナで髪のトリートメントにもなっているのですが、髪と頭皮から油をしっかり取り除く作用があるヘナに加え、二重三重にシャンプーをすることで、髪と頭皮は油切れを起こし、髪は乾燥して、やがて痛み始めるでしょう。ヘナの前後のシャンプーは全くおすすめできません。ヘナを洗い流すのはお湯洗いが正しいやり方です。
インドでは、ヘナは髪から油を取り除いてしまうことが広く知られており、それを放置すると乾燥によって髪が痛み始めるため、ヘナはオイルとセットで行われてきたという歴史があります。

それでは、ヘナ染めの後、いつからシャンプーしたらよいのでしょう?

マハラニでは省シャン、脱シャンをおすすめしています
ヘナをお続けになるのであれば、最終的に次にヘナするまでシャンプーはしない(通常、おすすめは2週間に一回程度のヘナ)、脱シャン、ノープーを目指しています
ヘナの後、可能な限り、シャンプーを先延ばしし、最初は数日から始め、やがてヘナの後、1週間程度は簡単なお湯洗い程度でも全く問題がない、というような状態を目指していくことを提案します。
ヘナ自体にシャンプーの作用がありますので、2週間に一回程度のヘナをすることで定期的にシャンプーをしているのと同様の効果があります。万が一、途中、どうしてもシャンプーをされたいと感じるのであれば、ヘナと相性のよいハーブシャンプー香る髪をお使いになることを強くおすすめします。
