上の写真はアタルバヘアオイル。
インド伝統製法では、オイルの製法がまったく異なります。
ハーブの水溶性成分をオイルの中にしみ込ますという、とてもユニークな製法。
アロマ(精油)をベースオイルに落とすアロマオイルとは全く異なります。
インド伝統のアーユルヴェーダ製法とは?
まずハーブのエキスを数日かけて水溶させ、ハーブカスを濾しとった後、ゴマ油(アタルバヘアオイルの場合はココナッツオイル)を落とし、ゆっくりとおおよそ一日~数日、煮込み続けます。油は上に浮き、下にはハーブ液が沁みこんだ水があり、水は沸騰し続け、じょじょに量を減らし、水が完全に蒸発しきった瞬間に火を止めます。
こうすることで、油は常に100度の状態でキュアリングされ続け、水が完全に蒸発しきってなくなる瞬間に、オイルの中に水溶性のハーブエキスが転写され、本来、オイルに溶出することがない水溶性のハーブエキス(天然保湿成分)がオイルに溶け込むという、非常にユニークな製法で、通常は腐敗してしまう水溶成分がオイルに溶け込むことで長期保管が可能になります。
写真はゴマ油ベースのアタルバヘッドマッサージオイルR。
長期保存が可能
ゴマ油の場合は長時間のキュアリングにより抗酸化物質が豊富となり酸化にくい状態での長期保存となります。
ココナッツオイルの場合は、ココナッツオイルには水分が多いという性質のため、それ自体が劣化しやすくオイルが長持ちしません(カビやすい)が、キュアリング工程でほとんどの水気が飛び、また、ハーブ成分(アムラなどは天然の保存料として作用する)により長期保存が可能になります。
吸収がよい
こうした伝統的な製法によって製造されたオイルは皮膚への吸収が大変によく、保湿作用に優れており、アタルバヘアオイル、アタルバヘッドマッサージオイルなどは、ヘナに相性がよいオイルとして使用されてきたのです。