インディゴは40分が染毛力のピーク、長く染めても濃く染まらない?

インディゴの塗布時間と染毛力の関係

インディゴは洗い流した後に染まり始め、塗布している間は塗布時間であって染まりません。

インディゴの染め方は実は難しく、塗布時間を長くし過ぎると真っ黒に染まってしまいます。また今回の実験ではインディゴの適切な塗布時間を過ぎると染毛力が落ちてくる可能性があることがわかってきました。そもそも、インディゴは髪に塗布している間は染まらず、染まるのはインディゴを洗い流してから…そのため、塗布時間をどの程度にするかで発色が左右されます。今回は、インディゴの塗布時間と染まりの関係を実験しています。

 

インディゴの染毛力は塗布時間40分がピーク?

まだ検証数が少ないため確定した事実としてお伝えすことは難しいですが、インディゴは長く染めればその分だけ濃く染まるというわけではありません。今回、同じ実験を4度繰り返しましたが、4度とも同じ結果。インディゴの染め時間のピークはインディゴ塗布時間40分でした。さらにそれだけでなく、50分塗布したものは40分より発色が悪く、60分塗布放置したものも、40分より若干発色が悪い。

インディゴの塗布時間と染毛力の関係

この結果が4度続き、頭の中が「…?」な状態です。とりあえず、今回の実験から言えることは、「黒に染めたい人はインディゴを40分塗布して洗い流す」ということで、50分塗布放置、60分塗布放置はどちらも過ぎたるは及ばざるがごとしとなる?という結果でした。ちなみに、ダークブラウンに染めたい場合は、20分~30分の塗布時間という結論になります。

インディゴの塗布時間と染毛力の関係

また、今回は実験していませんが、これに先立つ実験で、インディゴ塗布時間1時間と2時間を行ったところ、2時間の塗布時間のものはいずれもインディゴ塗布時間1時間より発色が悪かったのです。ヘナは時間で染まります。長い時間、塗布したままにすればその分しっかり染まりますが、インディゴの場合は適切な時間があり、今回の実験では染毛力のピークは40分という結果になりました。この結果が繰り返していくか、さらに検証を重ねていきます。