マハラニヘナ石臼挽きを使って、5日ごとに同様のやり方で染めていく実験を行ったところ、時間が経過することで空気に触れ酸化することで色が日ごとに深まっていく、ヘナカラーの赤味が飛び、茶系に落ち着いて深まっていく様子が確認できました。
よいヘナは時間の経過で色が暗めに落ち着く
ヘナを現地で試験していると、品質に差があることに気が付きます。使い込んでいくと、ヘナには違いがあることがわかってきます。
高品質なヘナは染めた後の色の深まる、深化していくのが顕著にわかります。
言い換えると、どのヘナも染めた直後には体感的には差が感じられなくても、高品質なヘナは、3日後、あるいは1週間後になると色の深まりに差が出てくることがわかってきました。
赤オレンジから赤茶、茶赤へ発色するマハラニヘナ石臼挽き
実は、ヘナカラーの伸びの良さ、色の深まり方、深化度合いがマハラニヘナ石臼挽きの特徴かもしれません。
ヘナの産地で、そもそもよいヘナの原材料ヘナの葉を目利きして買い付けているからかもしれませんし、ヘナを粉末化する際、ヘナを低温で挽くためにヘナに含有されるローソン色素が良好に保たれるからかもしれません。
原材料として、まず最初に品質のよいヘナの葉を選別、さらに伝統の製法で低温石臼挽きすることでローソニア色素を傷めないように粉末化することで、色の伸び、色の深化がより良好な状態で製品化できると考えています。
ヘナ染めの後、シャンプー剤で洗い流すとヘナカラーが深化しにくい
ただし、どんなによいヘナでも、ヘナを洗い流す際にシャンプー剤を使うと褪色し、ヘナカラーの深化が起こりませんので注意してください。ヘナを洗い流すのはお湯洗いをしてください。
また、頻繁にシャンプー剤などで髪を洗うことも色落ちの原因になります。
天然の草木染めには天然のハーブの粉で髪を洗うことで色落ち低減…ハーブシャンプー香る髪をぜひお使いください
また、頻繁にシャンプー剤などで髪を洗うことも色落ちの原因になります。天然の草木染めをされている皆さんには使用感が優しい天然のハーブの粉シャンプーをおすすめしています。ハーブシャンプー香る髪ではヘナの色落ちが低減されています。