染め温度39度で染め時間20分の場合、01と07に染毛力の差はほぼない
インディゴの染め時間20分は目安としてダークブラウン。実験結果の写真、上の右の染め時間20分のところ、ロット07とロット01に染まりにはほぼ差がない。この意味するところは、つまり……
ヘナの後染めなどでダークブラウンに染める場合は01、07は差がなく、どちらでもよい
ということを示しています。
ヘナの後染めで、より暗めに、ブラック系に染めたい場合は、07のほうがよい
ところが、染め時間30分、上の写真の左の束では、ロット07とロット01に染まりの差が出ています。ロット07のほうが濃くなっています。ロット07で30分は目安色はほぼ黒のため、この07の染め時間30分のところの濃い青色がヘナの赤オレンジの上に乗ることでほぼ黒髪に染まるとういことになります。
ヘナの後染めで、黒に染めてしまいたくない場合は、ダークブラウン程度にとどめたい場合は逆に01のほうがよい
面白いのは、ロット01の場合、染め時間20分も染め時間30分も染まりに大きな差がありません……といういうか全く同じ色味です。実験結果からすると、ロット01で30分染めても、発色は黒には至らず、ダークブラウンのままということになります。よくインディゴで染まりすぎて黒に発色してしまい困る方がいらっしゃいます。過ぎたるは及ばざるがごとしとなるため、暗めにしすぎたくない場合はロット01を使用されるほうが無難でしょう。
01ロット染め時間40分=07染め時間30分
再度、染め時間で30分、40分の比較をしてみた結果です。
この実験結果から、ロット01でも、時間を長く染めれば黒っぽく染められないこともないといえるでしょう。ただ、黒が希望の場合は最初から07で30分程度を染めるのがよいでしょう。