使用感良好……とてもヘナタイムがくつろぎタイム!
今回のヘナの使用感を一言で言うと「ああ、眠い」です。気持ちよくなってしまって眠くなってしまいます。毎年毎年、使用感が異なる、この不思議。
ヘナの溶かし加減もさることながら、最も重要なのは、その香り、鮮度ある心地よいヘナの香りを確かめることが最も重要です。ヘナの香りこそ、ヘナの使用感の中核です。
ぐっすりと寝てしまう
昨年、2022年産の場合は、すっきりさっぱり、荷物を卸したような爽やかな使用感でしたが、2023年産は、ヘナした日の夜はぐっすりと寝てしまいます。
お茶にでもしようかなというリラックスヘナタイム
塗布している最中はいたって普通ですが、塗り終わってラップを巻いて手を洗い・・・さてと、パソコンに向かうと、なんだか眠いなーと・・・、ゆったりリラックスタイム、お茶にでもしようかな?と、そんなイメージなヘナタイムになりました。
2023年産のおすすめのヘナタイムはリラックスできる時間がある時、夜寝る前数時間前とか、忙しく活動する時間帯をはずしてヘナを楽しまれることをおすすめします。それに対し、2022年産はさっぱりすっきりしますので仕事タイムでも全く問題がありませんでした……これはあくまで自身の使用感ですので、皆さん、それぞれ、違った使用感になるかもしれません。
2023年産石臼挽きは馴染ませ時間30分~
溶かし時間30分では、22年産は23年産、21年産と比較して微妙に発色が薄い。
22年産はヘナを溶かして1時間~2時間、馴染ませてから染めていただく必要がありました。23年産からは21年産同様、馴染ませ時間30分~で染めていただけます。理由は………
23年産は木目をやや細かく調整
22年産はヘナの木目、粒子はやや粗目、、、結果としてヘナの粘りが素晴らしく、かつ、トリートメント作用も最上でした。ところが、鮮度が高かったことと、目が粗目であったため、欠点として色素の出が遅い、ヘナを溶かしてから1時間~2時間馴染ませないと発色がやや悪いという結果になってしまいました。
馴染ませ時間1時間では、21年産、22年産、23年産の発色はほぼそろっています。
その点を踏まえ、23年産はヘナの木目、粒子を可能な限り細かくしたところ、色素の出が速く、溶かして30分の馴染ませ時間でも十分な染まり・発色を確保することができました。が、、が、、、そのかわり、22年産と比較して、石臼挽きの木目を細かくしすぎたことで粘りがやや失われ(鮮度もやや失われた)、また、トリートメント作用も若干落ちてしまいました。23年産はトリートメントと粘りが★★★★★でしたが、22年産はトリートメントと粘りが★★★★です。たかがヘナですが、奥が深い!
2023年マハラニヘナ石臼挽き評価
鮮度★★★★★5
使用感★★★★★5
染まり★★★★★5
トリートメント★★★★4
粘り★★★★4
この★の数は絶対値ではありません。過去の同製品と比較した場合の★の数になります。つまり、これは、2022年産と比較した場合の比較になります。特にトリートメントと粘りは23年産は22年産と比較して★が一つ少ないですという相対評価になります。
粘りが失われたため、2023年産は溶かし加減がヘナの重さに対して、3.8倍程度の水量となります。2022年産はヘナの重さに対して4倍の水分量、2021年産はヘナの重さに対して、3.8倍の水分量が適切。
ヘナのトリートメント作用とは粘りそのものでした。粘りとはヘナの樹脂成分。高速で粉末化する高速化粉末化装置では大変に木目が細かいため、粘りが失われ、同時にトリートメント作用が失われます。また、ヘナが古くなって劣化してくると粘りが失われ、同時にトリートメント作用が失われます。鮮度と木目、この兼ね合いで粘りがヘナに保持され、それがトリートメント作用のある使用感となるのです。
2022年と比較してヘナを溶かしてから塗布するまでの馴染ませ時間が30分~と短くてもよい。2023年のヘナの馴染ませ時間は30分~1時間。染め時間は1時間~3時間の間で心地よく時間まで。可能であれば2時間程度がおすすめ。
発売は3月上旬。重金属検査、含有ローソン色素量の検査は製造開始前、製造開始後に複数回実施。重金属は基準値未満で全く問題ありません。おって公開いたします。