質問:私は腰くらいまでのロングで、最近、抜け毛が気になっています。ヘナやハーブシャンプーは抜け毛にも効果がありますか?

ヘナでは抜け毛を予防することはできません

ただし、ヘナやハーブシャンプーすることで、毛髪に潤いがもたらされてしなやかになり、クシ通りがよくなる、枝毛や切れ毛が防がれるため、髪を長く伸ばしたい方には定期的にヘナをされたり、ハーブシャンプーをされるといいでしょう。

上の写真は、ほぼ総白髪の女性がヘナとインディゴを上手に使いながら、髪を黒に染め、ロングに伸ばしている状態の写真です。ヘナの素晴らしい点は、ヘナを繰り返していくことで髪のクシ通りがよくなり絡みにくくなるため、髪を長く伸ばすことができるのです。

伝統的に髪を切らないインド女性のヘアケア

伝統的なインド女性は髪を切りません。伝統的な女性は髪が腰くらいまであります。その伝統的なインド女性がどんなヘアケアをしていたかというと、適度なオイルを使用し、ヘナを行っていました(白髪染めでない)。髪を洗うということはあまりなかったようです。

インド伝統の女性は腰下スーパーロングエヘアー 子供の頃から髪を伸ばすためにヘナトリートメントする

 

ただし、現代のインド女性はシャンプーやヘアダイなどの使いすぎで髪が傷み、そのそも髪を伸ばすことができず、多くの女性がセミロングやボブ程度のショートヘアです。
以下、ロングヘアを希望される女性への、インドヘアケアの観点からのアドバイスです。

1)髪はできるだけ洗わない

日本でも昔から髪は洗いすぎないのがよいとされていました。つまり伝統的にはほとんど髪を洗うことがなく、逆に、油洗いといい、油で髪を洗うという歴史があります。髪から髪に必要な油を落としすぎると髪が絡んで抜けやすくなってしまうのです。また、ヘナやハーブシャンプーを続けますと、洗髪する必要性自体が減ってきますので、トリートメント目的、髪をするするにするためにハーブシャンプー香る髪を使う場合は、洗髪頻度をじょじょに減らしていくとよいでしょう。

 

2)オイルと木の櫛

ニームの櫛

すでにお使いかもしれませんが、日本の伝統としては、椿油とツゲの櫛です。インドではニームなどの木の櫛(上写真はニームの木櫛)をよく使います。この木櫛に油が沁みこみ、髪をとかす度にごく少量のオイル分が髪に塗布されます。

3)アタルバヘッドマッサージオイルなどで、定期的に頭皮マッサージ、油洗いを行う

オイルを使ってのヘッドマッサージは、どちらかというと「油洗い」に近いものです。少量のオイルをヘアオイルとして塗布するという方法は基本ですが、定期的に頭皮と髪にたっぷりと良質なオイルをしみ込ませる頭皮マッサージ、油洗いがおすすめです。

4)ヘッドマッサージの後、ヘナを頭皮に刷り込むように塗布してヘナトリートメントする

 

インド女性がヘナを行ってきたのは、別に白髪を染めるためではありません。ヘナをしておくと、髪が絡みにくく、結果として抜けにくくなるのです。髪にオイル分しみこませ、さらにヘナでトリートメントすることで髪の絡みを防ぎ、長く髪を伸ばすことができるのです。

ヘナと相性のよいヘナシャンプー「ハーブシャンプー香る髪」

もっともよいのができる限り髪を洗わないのが最大の抜け毛予防でしょう。
逆にいうと、洗いすぎると、誰しもが抜け毛傾向です。

できるだけ少ないケアでいつも美しいサラサラな髪を保つには、オイルの使い方と、少量のハーブシャンプー香る髪でのヘアトリートメント(香る髪で油分を髪からとりすぎない程度に使う。三~四日に、あるいは1週間に1回くらい)を行いながら、月に1回程度、ヘナトリートメント(白髪染めでない)を行うことをおすすめします。

ハーブシャンプー香る髪 ヘナやハーバルカラーと相性がよく仕上がりをよくするヘナシャンプー