14年前のヘナの植樹
畑があるんだから、ヘナを植えようよ!とおよそ8ヘクタールの農地にヘナを植えたのがいまから14年ほど前。「ARTBEING FARM(アートビーング農園) for maharani henna(マハラニヘナ)」とボードをあげて大歓迎してくれました。
これが一人前のヘナとして活用されうるのは、植樹から10年後以降…いつになるかと、10年目以降、毎年、品質を確かめてきましたが、昨年くらいから一揆に品質がよくなり、本年も素晴らしい出来。気の長い話でしたが、植樹から14年目にして、ついにマハラニヘナ石臼挽きとして製品化の運びになりました。
ヘナは種から芽出しで育てることも可能ですが、一般的には、インドの雨季の満月の日あたりに挿し木で植樹する。上の写真はヘナの枝を切り取ってきたものを地面に挿しやすいようにカットしているところ。
ヘナの挿し木を手にする女性は、農園主の奥様。
木の棒を地面に突き刺して、孔を開け
その穴にヘナの挿し木を挿していく……その様子を子供たちと一緒に見に行った次第。
当日はヘナの植樹を見に行ったというよりも、子供たちがカメラで様子を撮影させると、カメラを手放さないヘナの撮影会になったようです。
24年産はよく粘る!
思い出のヘナ畑から収穫されたヘナの葉を早速、石臼挽きしてもらったところ、すごい粘りで、この通り、持ち上がらなほど。この粘りこそ石臼挽きの最大の特徴であり、粘りがよいとトリートメント作用がいい。
23年産が3.5倍くらいの水分でちょうどよかったのですが、24年産はヘナの重さの4倍の水でも水分が足らないくらいの粘り感覚。上出来です。
よく粘るヘナは塗っていて気持ちいい!
モチモチ粘るヘナを髪に押し込むように塗布する…最高に幸せな使用感!
もっちとしているから全く垂れない!
24年産のヘナ石臼挽きには、溶かしたペーストに粘りというか、強いコシがあるので、塗布していて垂れにくく、とても塗りやすいんです。
新ヘナを塗布する幸せ
染毛テスト合格!
24年産のヘナはトーンが茶系、23年産のヘナは赤茶系のトーンです。ヘナに含まれるローソン色素は天候の影響で赤系が強く出る年、茶系が強くでる年があり、今年、24年は雨の多い天候の加減でローソン色素の茶系が強く出る年でした。
製品の提供は2024年2月後半~3月上旬になります。