Rさんの髪は美容師さんも不思議がる幻想的なヘナカラー
普通の方が普通にヘナをして、こうした色合いが出るのは難しいと思います。Rさんはもともとの髪が茶系のため、地毛にもヘナカラーがよく入ります。2~3割ある白髪にもヘナカラーが入りやすく、茶系の黒髪と白髪の両方にヘナカラーがよく入ります。そこまでだったら、おそらく赤オレンジ系が目立っていると思うのですが…どうみてワインレッド。
幻想的な色味はコテによってヘナカラーが変色?
なぜ幻想的なワインレッドのようなヘナカラーに発色するのか、お話をきいていく中で「表面だけを軽くコテをかけてスタイルを作っている」と…。この色合いはRさんの髪質とヘナ、コテ(温度)の三つの要素によって作られているということがわかりました。ヘナはコテ(高温)によって少し焦げ、それにより変色するのです。
実際にRさんの表面の髪に触れると、わずかに傷んでいる手触りがありました。髪の内側の髪…コテはかけていない部分はヘナの特徴的なサラサラ感…と同時に色もやや赤オレンジ味を帯びている…。コテによりヘナカラーが幻想的なヘナカラーに変色したのです。
Rさんの染まり方の特徴は、地毛が茶系だけあって、茶系黒髪にもヘナカラーが入り、白髪部分にもヘナカラーが入るため、白髪と黒髪の差異が通常の黒髪よりも少ないため、ヘナカラーが黒髪にまざっているということがわかりにくく、より自然な色に見えることです。
ヘナカラーは反射具合によって別の色に見える
後ろ真正面、反射の具合でワインレッド。ところが角度がかわると…
より黒髪に見えてくる…こうした光の反射、角度の具合で色合いが違って見えるため、より幻想的に見えるヘナカラーでした。