ヘナは50~60度のお湯で溶かす
ヘナを熱湯で溶かすは実験からも明らかなとおり誤りです。
ヘナは50~60度のお湯で溶かすのが正解です。
ただし、70度や80度はどうなのかという比較実験は現時点では行っておりませんが、昔からヘナを溶かすのはぬるま湯でと言われており、どの程度のぬるま湯かについて正確ではありませんが、現時点、50~60度とご案内しています。
熱湯で10分程度でヘナの色素は半減する
ヘナ100gを熱湯で溶かしますと、加熱し続けないかぎり、一旦、温度は90度程度に下がり、しばらく放置すると80度台に下がってきます。その時間が10分程度ですが、その10分の間に高温によってヘナの色素がかなり減退します。
それはペーストにも見て取れますが、上記、ヘナの熱湯溶きは10分程度経過してもヘナのペーストに赤茶に色が出てきません。ヘナの色素が80度以上の高温に長時間さらされることで色素が減退していることを意味しています。
ところがヘナ30g などの少量を熱湯で溶かしますと、量が少ないため、容器を通じて温度が放出され、短い時間に60度程度に下がりますので、さほど色素が減退しません。そのため、人によってはヘナを熱湯で溶かしても色は減退しないのに、なぜこのような間違ったことを言うのかと思われる方がいると思います。
正確には、ヘナを80~90度以上の高温に10分程度さらすと色素が減退します。言い換えると熱湯や80~90度以上の高温であっても、短時間で、数分~程度では色素には大きな問題がないようです。
ヘナ染め後、10分高温にさらすとヘナの色素はどうなる?
ヘナの色素を染めた後に高温に10分程度さらすと、若干、色が減少します。10分という継続時間が色素減退の閾値のようです。
ヘナ染め後、瞬間的に高温にさらす、ヘアアイロン190度に数回通すとヘナの色素はどうなる?
ヘナの色素は、一旦、毛に染まっている状態では、短時間、ほぼ瞬間、高温にさらすことで、逆に色素が暗めになる性質があるようです。