マハラニヘナ石臼挽きに対するタリウム残留疑いのアマゾンレビューについて

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Amazonのマハラニヘナ石臼挽きの製品レビューで低評価をつけているコメントに「タリウム残留疑い」がありました。タリウムは大丈夫でしょうか?

マハラニヘナにはタリウムは一切残留していません

以下、アマゾンの元レビュー「タリウム残留疑い」より引用

5つ星のうち1.0 タリウム残留疑い
2023年2月25日に日本でレビュー済み
サイズ: 100グラム (x 1)
こちらのヘナを何年も使用していました。
毛髪ミネラル検査をしてみたところ、タリウムが高値に。
タリウムは殺鼠剤です。
私は職業的にも住環境的にもタリウムに暴露する可能性はなく、調べてみたら、ヘナを栽培する過程でタリウムが使われ、それが残留している事が問題である事がわかりました。
念の為ブランドを変えてヘナを続け、再検査の予定です。
ページを確認したところ、工場では化学薬品不使用とありましたが、ヘナ農家さんがどうやって栽培しているかはわかりませんね。
タリウムは脱毛を引き起こすものですから、頭に使用したくありませんね。

該当の書き込みを弊社でも閲覧しておりますが、レビューされている方の、疑いだけが先行しており、実際は何の根拠も示していません。

タリウムは殺鼠剤で、ネズミを駆除するために使用されますが、ヘナはそもそもただの木の葉っぱにすぎません。ネズミが好む穀物ではなく、ヘナ栽培の過程でタリウムを含有する殺鼠剤を使用する必要もありまんせんし、実際に全く使用もされておらずタリウム検出検査は必要もないため、タリウム検出検査を実施しておりませんでしたが、今回、マハラニヘナ石臼挽きに「タリウム残留疑い」がかけられたため、皆さまの不安を払拭すべく、インドのSGS研究所に提出し検査を実施、ここに結果を公表します。

マハラニヘナ石臼挽きのタリウム検出検査結果

タリウム検出検査結果

検査結果にあるBLQとは検出限界値以下、つまり現段階の最新の検出方法を使用して全く検出することができなかったということです。

この検査には番号が振られており、実際にインドのSGS研究所に元データーがありますので、調べれば偽りでないことはわかります。また、今回は2022年産マハラニヘナ石臼挽きを検査の対象といたしました。繰り返しになりますが、、、

ヘナの栽培時に殺鼠剤であるタリウム系薬品は使用されていませんし、使用する必要はまったくありません。

のでご安心ください。

ヘナの栽培の過程で重金属の蓄積が心配

ヘナの栽培の過程で農薬が使用されることはありませんが、ヘナの栽培で問題になるのが、汚染よる重金属が最も心配で、重金属を主に毎年検査をしております。

ヘナの製造の段階での添加物が心配

また、ヘナの製造の過程で、ヘナの産地でいまも実際にヘナに添加されている化学薬品が心配であるため、その薬品(主に着色料や染毛剤)の検出を行っています。
実際のところ、すべての薬品や成分の検出を実施することは不可能ですので、想定されうる成分の検出のみを行ってきておりましたが、意外にも今回、「タリウム疑い」という根拠のない疑いをつけられましたので、検出されることはありえないことはわかっておりましたが、あえて検査を実施し結果公開をいたしました。

ネット時代は検索で見つけた記事で誤った判断をし簡単に断定してしまうのは危険です

この投稿者様の書き込みで非常に気になる箇所があります。

アマゾンレビューより引用「調べてみたら、ヘナを栽培する過程でタリウムが使われ、それが残留している事が問題である事がわかりました。」

ヘナの栽培の過程で、タリウムが使われている事実はまったくありませんが、投稿者様は、ヘナの産地にでも赴かれて、現地調査をされたのでしょうか?
弊社では毎年現地に赴き、ヘナの市場で買い付けを行う、ヘナ農民と直接買い付け交渉を行う、ヘナの栽培過程を調査などをしておりますが、タリウムが含まれている農薬を使用している事実はありません。
ただ、可能性としてインドの農業全般として、穀物類はネズミの害があるため、穀物を栽培している農地や倉庫などでタリウム殺鼠剤が使用されている可能性はないとはいえないかもしれません(調査しているわけではないのでわかりませんが、、、)。投稿者様はそうしたインド農業の記事をどこかのネット記事でお読みになったのでしょうか?そうした記事をお読みになり、短絡的にヘナの栽培にもタリウム殺鼠剤が使用されていると結論付け、

「調べてみたら、ヘナを栽培する過程でタリウムが使われ、それが残留している事が問題である事がわかりました。」

と断定されているのでしょうか?だとすると、ネット情報のみで結論付けてしまう方法(実際にはご自身で調査をしていない)で、間違った結論を導いてしまいえる危険な判断方法ではないかと思いますし、こうした無責任な言説により、ヘナはタリウムで汚染されているという風評被害が広がる可能性もあります。

さらに、投稿を見て思いましたのは、投稿者様はタリウムの暴露はありえないとおっしゃっていますが、こうした毛髪分析は過去、一旦、体内に入ったものを検出します。
過去に、投稿者様は、食材として購入されたものに、例:米、小麦、大豆やその加工品は、ネズミのターゲットになるため、それらを保管する倉庫にて殺鼠剤が使用されていた可能性もないとはいえず、それが混入した食材やその加工品を摂取されてタリウムが毛髪に出てきた、、という疑いはないのでしょうか?あるいはご自身がお使いの化粧品や医薬品には疑いはないのでしょうか?いずれにしても、ヘナとネズミの接点はなく、当然殺鼠剤としてのタリウムとの接点もありませんので、毛髪ミネラル分析で検出されたタリウムはヘナ以外が原因ということになります。

アマゾンカスタマーはアマゾン一般のカスタマー

アマゾンでこの投稿をされた購入者様にマハラニヘナ石臼挽きにはタリウムが検出されなかったこと、検出限界値以下であったことをお知らせしようと、アマゾンの購入者履歴でこの顧客様をお調べしようとしたところ、この投稿者様はアマゾンカスタマーとだけあり、アマゾンのマハラニ公式ショップよりご購入された投稿者様でないことが判明、アマゾン・マハラニ公式ショップからの購入者でない一般のアマゾンカスタマーには連絡がとれないアマゾンの仕組みでした(アマゾンカスタマーに登録していさえすれば実際に製品を購入していなくともレビューを書けてしまえる仕組みにも問題があるように思います)。もし、この投稿者様がこの記事をご覧でしたら………毛髪分析で検出されたタリウムはヘナが原因とは考えられず、何か食品など口にされるもの、化粧品、医薬品など、さまざまな経路よりタリウムが摂取されている可能性もあるため、一度、ご自身のご使用になっている製品の安全性などを細かくチェックされることをおすすめします。

タリウム残留疑い解説