Q:もともとパーマをかけたような縮毛、くるくる天然パーマです。
ストレートパーマををあてていてカラーもしているせいか、髪がひどく傷んでしまい、困っています。傷んだ髪用の普通のシャンプーを使っていますが頭皮は油っぽく、痒く臭くなりやすいです。これ以上、髪を傷めることはしたくないため、ヘナでなんとかしたいのです。
回答:カラーや縮毛矯正と合成シャンプーを交互に繰り返すことで髪や頭皮を傷めてしまう場合があります
事実かどうかは確かではありませんが、縮毛矯正を続けると、薬剤で頭皮が傷むためか、生えてくる髪がさらに縮毛になるといった話を皆さんからよく伺います。縮毛を治すためのものが、さらに縮毛をひどくし、縮毛矯正の薬剤によって髪が傷み過ぎると、やがて縮毛矯正自体が効かなくなり、ニッチもサッチもいなくなってしまったという極端な話もたまに伺います。
また、「頭皮は油っぽく、痒く臭くなりやすい」ということで、頭皮がカラーや縮毛矯正、合成シャンプーの使いすぎによって、傷んでいるようで、どちらかというと、脂漏性皮膚炎的な状態になっているのではないか?と心配です。
毎日髪を洗う場合は、マハラニの観点では頭皮のトラブルが発生しているかもしれないです。
髪は仮に一週間程度洗わなくても、痒くなったり臭くなったりしないのが正常
最近は、異常な状態が普通の状態になってしまい、「髪は毎日シャンプーで洗う」といった、まったく誤った習慣が一般的になっているように思われます。
この状態を抜けるには、ご自覚があるようですので、原因を作ったと考えられるもの……、カラー(ヘアダイ)、縮毛矯正、合成シャンプーを一旦、控えていただき、頭皮や髪の状態がどうなるかを観察していただきたいのです。
1)ヘアダイや縮毛矯正の使用を一時控えて様子をみる。
ある美容師さんから伺った話ですが、ヘアダイやパーマ液などの薬剤を頻繁に使用すると、人によっては毛根が傷み癖が強くなっていく場合があるという話でした。薬剤は毛根を傷めるため、ヘアダイや縮毛矯正などの薬剤塗布は頻繁にはしないほうがよいという話でした。
ヘアダイや縮毛矯正で髪がひどく傷んでいる場合は、頭皮も臭いが強い場合が多く、まずは良質なヘッドマッサージオイルで頭皮をマッサージした後、ヘナを短い周期で(例:1週間に1回など)繰り返して行ってください。ヘッドマッサージオイルとヘナの香りが頭皮の不快な臭いを抑えてくれます。
ヘナは続けますと、ヘナの作用で髪が幾分かハリとコシを取り戻し、しなやかさがもどってくると、クシ通りが改善してきます。クシが通るようになると切れ毛や枝毛が防がれますので、傷んだ髪も気になりにくくなります。
2)ヘアオイルを上手に使って、定期的にヘッドマッサージなどを行い、さらに、定期的に髪にオイリングする。
3)髪を洗いすぎないために、ヘアオイルを塗布しながらハーブシャンプー香る髪などで洗髪する。
髪を洗いすぎると、髪が乾燥して髪が膨らみがちになったり癖が強調されてきます。
髪から油を取りすぎると頭皮が乾燥して癖が強くなるような傾向がある
と考えており、癖が強い方は頭皮と髪を乾燥させないように注意が必要で、髪が乾燥していると思ったら、よいヘアオイルを少し補いながら、髪と頭皮から油分を取りすぎるシャンプーをしすぎないようにするために…ハーブシャンプー香る髪などを使ってください。
理想の洗髪回数は 週に1回~程度
月に1~2回のヘナと、週1回~2回程度の洗髪に落ち着くことで、しばらくすると、頭皮と髪の油分からとりすぎないようにすることで、髪にしなやかさが戻り、櫛通りがよくなります。
この状態が1年程度続きますと、あるとき、髪を頻繁に洗わなくても、一定の仕上がり、清潔さが維持されることに気付かれる日がくるかもしれません。
髪はできる限り洗わないのが、髪にとってはベストです。
髪は洗えば洗うほどに油分が落ちて乾燥し、傷みやすくなります。もちろん、化学薬品系のトリートメント剤を使用することで仕上がりを一程度に保つことが可能でしょうが、天然のハーブなどだけでケアをされたい皆さんは、髪は最小限に洗い、良質はオイルを定期的に髪に塗布することでオイルの匂いで頭皮や髪の匂い・臭いを抑制し、手触りと櫛通りのよい髪を維持していくことができます。