白髪の出始めにヘナを始めます。年齢とともにじょじょに白髪が増えてくると、だんだんと、どうしても赤オレンジ色が目立ってくるようになります。
白髪の比率4割以上や白髪の塊がある場合は、ヘナだけでなくインディゴやインディゴを配合したヘナ「ハーバルカラー」を使います。
なぜ4割以上?4割未満ではインディゴやハーバルカラーはおすすめでない?かというとそうでもありませんが、インディゴやハーバルカラーには色見を調整してくれるメリットだけでなく、デメリットがあります。
デメリット:インディゴには髪をごわつかせる反トリートメント作用がある
インディゴやインディゴを配合したハーバルカラーにはデメリットがあるため、メリット(色見を暗めにおさえる)と、このデメリットを秤にかけた場合、特にヘナの赤オレンジ色が目立ってくる白髪比率4割以上の人におすすめす。
白髪比率4割未満の場合、例えば、2割程度の場合は、ヘナの赤オレンジ色の目立ち方が強いとは言えず、デメリットのことを考えると色見だけでなく仕上がりも重視する観点からヘナ100%だけでしばらく染め続けるほうがよいと考えています。
写真の女性モデルの頭は5割程度の白髪です。
インディゴの上手な使い方:できるだけ時間を短めに、頻度少な目に使う
インディゴの後染め時間、目安として10分くらいの状態が上の写真(画像修正したもの)です。
インディゴはできるだけ短時間でヘナの赤味を飛ばす程度に使うのがおすすめのやり方
理由は……
インディゴは髪の仕上がりを悪くする
ヘナはトリートメント作用が抜群で髪をサラサラにしてくれます。ところがインディゴは正反対で反トリートメント作用があり、髪をごわごわにしてしまうのです。そのため、ヘナで数回染め、赤味がいよいよ目立ってきたらインディゴで短時間ささっと後染めする程度がおすすめです。
インディゴは刺激が強くお肌にも多少なりとも負担がある
インディゴはヘナとは異なり使用感が悪いです。髪に塗布している間、植物アレルギーではないものの、頭皮がむずがゆく感じたり、使用中にヘナのようには心地よくありません。長時間のインディゴをすると体にも負担がかかるように感じるため、細く長く続けるためには、インディゴの染め時間を短めにするだけでなく、使用頻度もできる範囲で少な目にしていくことがおすすめです。
インディゴの後染めを20分程度、染めればダークブラウン系へ
後染め目安時間20分で染めた状態が上の写真(画像修正)。髪質によってはもう少し染め時間が必要かもしれません。ただし、インディゴの後染め時間が30分程度になってくると黒髪に仕上がってきますので黒髪にしたくない方はインディゴ後染め時間を長くしすぎないように注意してください。
赤味が目立ったと感じた場合のみインディゴで後染めする
ヘナを数回すると、だんだんと赤味が強くなります。赤味が強くなってきたと感じたらインディゴで短時間後染めする程度の留めておくことが細く長く気持ちよく使うためのコツでしょう。
ヘナはトリートメントをかねて髪全体を染め、ヘナで全体染めを二回か三回に一回、ヘナの後にインディゴ後染めする…その場合、髪全体は塗布せず、赤味の目立つ根本だけを後染めする程度がおすすめ。
コツ:インディゴは少なく使う、最低限で使う
ヘナでトリートメントアップ!でよい気分になっているところに、色見調整でインディゴ後染すると、ひどいごわつき加減でがっかりします。それを放置して使い続けると「なんだか最近、髪がぱさぱさしてきて艶がないわね」などと指摘されて愕然…。そんな場合は以下の記事をご参照。
インディゴの後染めで髪がごわついた場合は放置しないでください
インディゴの後染めで髪がごわついた状態を放置しますと髪が痛み始めます。
理由はインディゴの反トリートメント作用で髪がごわつき、ごわついた髪同士が擦れて、今度は実際に髪が痛み始めてしまいます。インディゴで髪がごわつくところまでは仕方ないとしても、それを放置することで髪を実際に傷めてしまわないように、インディゴ後染めの翌日程度に少量のヘアオイルを潤滑油として塗布し、髪のすべりをよくしサラサラに仕上げるトリートメント作用の高いハーブシャンプー香る髪でトリートメント洗髪しましょう。
ごわつきが気になる場合はインディゴ配合のハーバルカラーにする
ヘナには髪の手触りをよくするトリートメント作用がありますが、インディゴには逆に髪をごわつかせる反トリートメント作用がありますので、両方を適度に混ぜることでインディゴの仕上がりの悪さを打ち消してやるといいでしょう。 ハーバルカラー5ダークブラウンなどをヘナの後染め30分程度行うことでヘナの赤みが飛び、髪の手触りもごわつきさ加減がかなりましになります。
通常のシャンプーで洗うとインディゴが色落ちしやすいので注意
注意点としては、インディゴで髪がごわつく、ということで、通常のシャンプー剤、石鹸シャンプーなどで髪を洗いますとインディゴが色落ちしやすくなります。