アムラというハーブは髪一本一本をしっかりさせ、ハリとコシをつけるハーブとして活用されています。多く使用しすぎると髪をごわつかせるのですが、適量を使用させることで髪にハリとコシがつきます。
アムラは3~5センチほどの黄緑色をした果実で、ビタミンCが豊富に含まれレモンのようにすっぱい味がする。これを乾燥させると、薄茶~茶色の粉となる。
このアムラをある女性はヘナに30~40%混ぜてヘナをすることで、本来、猫毛でコシがないためペタンとしてしまう髪にボリューム感を付けているという。
写真の女性には白髪はまったくないため、ヘナで髪を染める必要性はないのですが、ヘナカラーが髪に入っています。ただ、白髪の多い方がヘナにアムラを混ぜることで、染まりに影響があることがわかっています。
アムラをヘナに混ぜることで、髪にハリとコシが付くが、どの程度までアムラを混ぜることが可能か?どの程度のアムラの配合がヘナの染まりに影響を与えるかの確認の実験を行いました。
現代人は過剰なヘアケア、薬品を多用するケアをしてきたため、髪が弱くなっていることが多いです。一部の例外の方を除いて、全般的に髪にコシがなくなってしまっているようですので、そんな場合はアムラを適度に使うといいでしょう。
ただし、アムラの量が度を過ぎると、、、使いすぎると逆に髪をごわつかせてしまいます。
適度な匙加減をいつも工夫しながら、ヘナに混ぜる、アムラ水でリンストリートメントするなど、工夫してご自分にあった使い方を探してみてください。
今回の実験ではヘナに10%程度であれば、染まりに大きな影響がないようです。
アムラが10%程度と少量であればヘナの染毛力に大きな影響ない
さて、問題はここから、、、アムラの配合量を20%、40%と増やしていくと、、、、
アムラに含まれるビタミンCとヘナのローソニア色素の相性は?
アムラ10%では大きな影響がなかったヘナの染毛力が、アムラを20%配合してヘナ100%とヘナ80%+アムラ20%で染毛力を比較したところ、染まりに顕著な差がでることがわかりました。
さすがにアムラ40%ではヘナの染毛力がアムラのビタミンCで損なわれていることがわかります。
アムラのおそらくはビタミンCがヘナのローソニア色素を弱らせる
アムラ10%程度ではヘナの染毛力に影響はない
アムラをヘアケアとしてヘナと一緒に使う場合は、ヘナの重さの10%程度までにするといいでしょう。アムラのヘアケアとしての良さを引き出しながら、ヘナで白髪染めができます。