天候不順・・収穫期の大雨
昨年、2023年のヘナの収穫期(毎年9月~11月)は天候の関係で収穫途中に二度も大雨が降るという異常な状態が発生。これによりヘナの収穫は致命的な状況に陥りました。正直、空を見上げながら冷や汗の日々・・・。
ヘナの葉が大量に茶色に変色
収穫途中に雨が降ることで相当量のヘナの葉が茶色に変色してしまう事態。ヘナにおいて茶葉は最悪を意味します。
ヘナの原材料ヘナの葉の劣化
ヘナの葉が雨にあたったり、あるいは湿気を多く含んだ空気に触れることで茶色に変色したのがヘナの茶葉で、茶葉は鮮度が失われている(劣化している)状態でクサミが強いため使用感が悪く(臭くて心地よいヘナタイムとならない)、トリートメント作用も落ちます。
2023年産は、ヘナの産地では鮮度のあるヘナの葉は量がかなり少なく、製造者にとって深刻な事態。似た状況は2019年にも発生しておりました。参考までに以下のリンク、2019年の報告をご参照ください。
偽装ヘナの危険性
こうした年はヘナの見た目を緑に見せる細工が通常行われ、いわゆる偽装ヘナが製造さる可能性があります。偽装ヘナについては、以下のページを参照してください。
雨が完全にあがった11月に収穫されたヘナを目利き
インドの気候は以前はとても分かりやすく、毎日が快晴の乾季が続き、あるとき、入道雲が出現して、そこからはほぼ毎日雨、、、、そうして最後にまた、雨間が現れ、やがて雨があがると、そこからは毎日が乾季。。。数千年、ほとんど狂うことなく正確に乾季雨期を繰り返していたところ、じょじょにその気候が乱れ始め、最近は乾季にも関わらず大雨が突然降る異常気象が通常の気象になってしまっているようです。雨がやっと完全にあがった11月に収穫されたヘナの葉を目利きしました。
香りよし!使用感よし!染まりよし!
わずかに残された鮮度のあるヘナの葉、その中から染毛力とトリートメント作用が高い、使用感がよいヘナの葉を選別していたため、なかなか製造を開始することができませんでした。
そうした事情で、本年は製造がこの21年で最も遅くなりましたが結果オーライ!人任せにせず自分で確認しているから、毎年いつも………香りよし!使用感よし!染まりよし!