アムラとは?
今回、紹介するのは「アムラ/アマラキ」というハーブ。食品やアーユルヴェーダの薬、ヘアケア製品とその活用範囲も広く、インドのハーブの中で、おそらく最も活用されている、使用量が多いのではないでしょうか?このアムラは「アンマロク」と呼ばれ、奈良の正倉院にも伝えられていたようですが、日本では気候の関係で実(下の写真、黄色っぽいものがアムラの実)を付けることが難しいようです。
インドで伝統的に最も使用されていると考えられているアムラの主な供給元は野生のアムラですが、需要が多いため、最近は栽培されているアムラも増えてきています。マハラニアムラはウダイプールの自然の森の中で収集されたアムラの実を粉末化しています。
アムラはヘアケアにあっては、髪にコシをつけボリュームをアップさせるスタイリング効果がある
適量のアムラ(例:大匙1)を適量のお風呂のお湯(例:コップ1)に溶かたアムラ水を髪全体に付けて、ゆっくり湯船に浸かり、お風呂をあがる際に洗い流します。アムラ水でのトリートメントリンス時間は10分~程度。これだけでアムラのトリートメント作用により髪にハリとコシがつき…髪一本一本にハリとコシがつくことで髪が起き上がり、結果、髪全体のボリュームが増えたように見えるため、猫毛で髪がペタンとしている方、そもそも髪が少ない方がボリューム感アップに使っています。究極はヘナとアムラのトリートメントでしょう。「
ヘナとアムラのトリートメントで髪をボリュームアップ
Kさんは、この写真では普通の髪に見えますが、実際は、髪が非常に細く、コシがない猫毛。Kさんは、いかに、この髪に現状のようなボリューム感をつけ、色艶を出しているかの方法を教えてくれました。その方法は…
アムラ3ヘナ2の比率でペーストを作り、そのまま一晩塗布したまま休む
アムラは髪にコシとハリを付けますが、実はヘナにもアムラほどではないにしても、同様の、髪にハリとコシをつける作用(結果として髪のボリュームアップ作用となる)があります。髪にハリとコシをつけるハーブであるアムラとヘナを一緒に混ぜて、たっぷりと長時間トリートメントしてしまうことで、彼女によるとその効果が2週間持続するのだといいます。そのため、2週間に一度、アムラヘナのトリートメントを行うことで、実際はかなりの猫毛ですが、ごく普通の髪に見える状態を維持しているそうです。
アムラヘナの注意点
ヘナは酸に弱いです。アムラには天然のビタミンC(酸)が多く配合されているため、アムラをヘナ多く混ぜると染毛力は減少します。
写真のKさんの場合は白髪は一本もありませんし、そもそも猫毛にハリとコシをつけボリュームアップするのが目的ですので、ヘナの染毛力が減少しても問題ありません。もし、染めることも目的としている場合は、アムラの比率をヘナの5%程度にして調整するか、アムラ水トリートメントを別途されるといいでしょう。
写真のKさんがロングヘアにヘナするやり方動画