マハラニヘナの石臼挽き作業工程~石臼のメンテナンス~

ヘナ石臼

インドのヘナの産地では、石臼挽きのためのヘナの原材料がすべて重金属検査に合格すると、石臼挽きがはじまりますが、この石臼挽きは定期的にメンテナンス作業が発生します。石臼が回っているときにはあまりお見せするものはありませんが、メンテンナンスで石臼挽装置の蓋が開くときはなかなかの見ものです。

ヘナ石臼

石臼は蓋をかぶせられ、石臼がどこにあるかもわからず、石臼が回ってヘナが粉になるというリアルな感じがしないのです。ところが、メンテナンス中となると、なるほど石臼で挽いている!というのがリアルにご理解いただけるはずです。

日本の石臼挽きとはサイズ感が違う!一枚重さ1トン!

石臼

日本の皆さんがイメージする石臼とは、サイズ感がまるで違います。とても大きいです。下の写真の人の姿と石臼の大きさを見比べてみてください。大きく重いため、人の手で持ち上げることは不可能で、滑車チェーンを使ってのメンテナンス作業です。 

ヘナ石臼

石臼でヘナを引き続けると、目立てが必要になるだけでなく、ヘナの粉カスが詰まったり、こびりついたりしますので、定期的に石臼を持ち上げて、目立てや粉カス取りをすることで、綺麗な粉に仕上がります。最近のマハラニヘナ石臼挽きの目がきめ細やかで使いやすいのは、石臼の目立てとカス取り作業を定期的に小まめに行っているからです。