ヘナは「二次発色」で色が深まりオレンジから赤茶、茶赤のヘナカラーへ

ヘナの色素

ヘナの二次発色とは?

ヘナ染めはヘナを溶かして髪に塗り、しばらく放置してから洗い流して完了……ではありません。髪に付着したヘナが空気に触れることで毎日毎日、色が深く発色していく……アフターヘナ(ヘナ後)のヘナカラーの発色の深まりを「ヘナの二次発色」と呼んでいます。

ヘナ染め後、仮に白髪部分が赤オレンジに染まって目立っていたとしても、数日すると空気に触れて酸化することで色味が落ち着いてくる、これを染めた直後を一次発色として二次発色と呼んでいます。

ヘナの発色モデル

高品質なヘナは二次発色が良好

マハラニヘナ石臼挽きは染めた後に色が暗めに濃くなっていく

ヘナの品質の良しあしは、染めた直後では判断しずらいです。ヘナにはローソニア色素と呼ばれる赤オレンジ系に染まる色素が含まれています。これがヘナカラーというものですが、問題はその色素自体の質です。空気に触れることで酸化し色が深まる色素を含有していることが大事です。高品質なヘナと並のヘナの違いは、ヘナをしてから10日~2週間後にはじめて、はっきりと見えてきます。こうした良質なローソニア色素が含まれているヘナで染め続けると………

ヘナ石臼挽きで繰り返し染め続けると綺麗な赤茶に発色する

深みのある赤茶に発色してきます。この女性はマハラニヘナ石臼挽きだけで、もう何年も染め続けています。白髪の比率は40~50%。頭頂部から毛先に向かって、なだらかなグラデーションのようになっており、毛先にいくとほぼ栗色にも見えてくる発色。毛先のほうは何度も何度もヘナで繰り返し染められてきた髪なのです。

ヘナ染めはアフター・ヘナが決め手!

アフターヘナ=ヘナで染めた後、髪をシャンプーなどで洗わず、お湯洗いにしておきましょう。石鹸シャンプーなどで洗うとヘナの二次発色を妨げますので注意してください。

石鹸シャンプーはアルカリ性で、おそらくそれが原因で、ヘナ染め後に石鹸シャンプーを使うとヘナの二次発色がかなり阻害されてしまいます。

上の写真の実験でもはっきりとわかるように、ヘナ染め後、石鹸シャンプーで洗ったものにはヘナの二次発色が確認できませんでした。

なぜ二次発色、色の深まりが大事かというと、以下の記事を参考にしてください。

ヘナ染め後は、ヘナする人のためのハーブシャンプー香る髪をぜひお使いください。

ハーブシャンプー香る髪
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