By ひろろん 30代/女性 (神奈川県)
シャンプーではなく、主に「食器用洗剤」としての目的で購入してみました。(ハーブシャンプーに少し混ぜる日もあります)
いきなりお皿につけて洗わず、まずはびわこふきんとお湯でお皿の汚れを洗い流してから、ボウルに少しだけリタを振り入れ、セルロースのスポンジにお湯を含ませ、リタを揉み込みます。
天然成分なのに、ぶくぶく泡が立つのが面白くて、自然の賜物ってすごいんだなと実感してしまいました。
香りは発酵したリンゴ酢のような・・。主人はお漬物の匂いと言っていました。別に臭いと感じる香りではありません。
別メーカーというか、インド製のムクロジの実とパウダーを購入してみたのですが、確かにこちらのリタより安いものの、種ごと粉砕されており非常に使いにくかったです。
しかも、実だとそのまま使うにはふやかしたり、数日間漬けてから煮出し液体にしなければならず、面倒だったので、やっぱりこちらのリタが一番使いやすいと思いました。
人工のケミカル的なものは一切入っておらず、リタ(ムクロジ=ソープナッツ)に含まれる「サポニン」という成分を利用して、洗浄効果があります。
洗剤を研究している方のブログを拝見しましたが、いちばん安全な界面活性剤は「サポニン」や「レシチン」なのだそうです。(レシチンは確かじゃがいもなどに含まれています)
リタは中性なので、食器用洗剤だけでなく、家中の掃除に向いていると思います。これにセスキやクエン酸があれば、市販の洗剤類は必要ないかもですね。
現代ではありとあらゆる食器用洗剤が出て、「なぜそんなに」というほど強力な界面活性剤が配合され、疑問で仕方ありません。
しかし中には界面活性剤の%が低いものも売られており、そちら(界面活性剤9%~15%程度のもの)と、このリタを使い分けています。
私にはリタだけでも良いのですが、主人がお皿洗いを手伝ってくれるときに、やっぱり泡立ちのよい癖のない市販のものが良いようです。
界面活性剤9~15%のものでも、私はさらに5~10倍に希釈して使っています。
リタをメインに使っている私の手はすべすべです。ちなみに、市販の食器用洗剤を使っているときは、手が乾燥して痛くハンドクリームを塗りたくり、それでも「素手は無理!」となってゴム手袋をして食器洗いをしていました。
それほど強力なものを、CMで流し、当たり前のように使う現代に、不安や疑問を覚えるようになりました。(市販の食器用洗剤は希釈して使うのがおすすめです)
リタの難点は2つあって、①スポンジなどが茶色く染まってしまうこと②洗濯に使うときは濾さないと使えないこと、です。
できればリタひとつで食器洗いも洗濯も済ませられたらな・・と考えていたのですが、洗濯機(ドラム式)にそのまま粉洗剤のような感覚で投入すると、カスのようなものが洋服にこびりつきます。
そのため、濾すなどして使う必要がありちょっと面倒です。
また、スポンジや洋服などに色味が移ります。スポンジは真っ白のものが1ヶ月くらいで「まっ茶っ茶」です。
洋服は柄などもあるためよくわかりませんが、「何となくくすんできたかも」という感覚があります。
いくら天然のものでも、このようにデメリットもあるので、完全に家中の洗剤をリタにしてしまうのには勇気がいります。
低濃度の界面活性剤(市販の洗剤)と使い分けしていこうと思っています。
長々とレビューしてしまいすみません!
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