ヘナは油分を取り除く作用があるため、インドでは伝統的にヘナ使用前に髪や頭皮にオイル分を補っています。 ヘナで油分が落ちすぎると、髪がきしむなど仕上がりが悪くなるためです。
ヘナ前のオイル頭皮マッサージだけでなく、ヘナペースト自体に良質なオイルなどを一定量混ぜ込み、ヘナをする方法も行われています。
特にロングヘアの方の場合はオイルで頭皮マッサージをしつつ、ヘナペーストにもオイルを混ぜ込む方法の両方をぜひお試しください。
ハーブシャンプーの洗い上がりをよくするため、また、ハーブシャンプー前に頭皮ケアもかねて、よいオイルで軽く頭皮マッサージをおすすめします。適度に良質なオイルを使用することで清潔感が長持ちし、心地よさが持続しやすくなります。
1.ヘナの最中に心地よさが増す。
2.ヘナ特有の匂いが低減する(ヘナの最中と後)。
3.仕上がりが向上する(ヘナには脱脂作用があるため事前にオイルを補う)。
4.頭皮が赤オレンジに染まっても落ちやすくなる(適度なオイル分はヘナの髪への着色は妨げないが、皮膚への着色は阻害する)。
ベストは、ヘナの前日、夜寝る前に良質なオイルで頭皮をマッサージし、就寝している間にオイルを頭皮から浸透させます。あるいは、ヘナする1時間前~などに、オイルマッサージを行います。決まった量はありませんが、髪の量が多ければオイルの必要量も増えます。まず、片手にオイルを適量落とし、もう片方の手で、髪をかきわけながら、指先でオイルを頭皮に運んでいきます。
インドでは十分な量のオイルを使うことがすすめられており、脱脂綿などにオイルをしみこませて、
頭皮をかきわけて頭皮に脱脂綿を当てながら搾るようにオイルを塗布する、などして、十分な量のオイルを使用て、ヘッドマッサージ「シロアビヤンガ」を行います。
また、 冬場は冷えますので、オイルは別の容器に取り出して、軽く湯煎しましょう。温かいオイルのほうが吸収がよく、また、心地よいです。
ヘッドマッサージの後、最低1時間~は放置してから、ヘナを塗ります。あるいは、ヘナの前日、たっぷりとオイルを使って頭皮マッサージし、枕の上に油で汚れてもよいタオルをおいて就寝し、一晩かけて、オイルを髪と頭皮に浸透させます。
ヘナしますと、頭皮や髪に吸収されきれなかった余分なオイルが髪から取り除かれますが、万が一、ヘナの後、油っぽさが残ってしまった場合は、ハーブシャンプー香る髪などで洗い流すことをおすすめします。
髪や頭皮には一定度の油分が必須です。いわゆる「天使の輪」が出る髪を維持するには一定度の油分が欠かすことができません。頭皮も同様に、一定度の油分があることでハリが出てきます。ところが、これらの油分をシャンプーのしすぎなどで取り除きすぎると、髪はパサパサし傷み勝ちになり、頭皮はハリを失ってしまいます。ヘナも同様に髪と頭皮から油分を一定度取り除きますので、使用前にある程度のオイル分を補うということが伝統的に行われてきました。その際、頭皮のマッサージを行い、頭皮ケアをかねることで、頭皮ケアと油分の補充を行います。また、一晩かけて、油をじっくりと頭皮と髪に浸透させますと、頭皮と髪が一層潤います。
100%自然素材のインドハーブシャンプーで髪を洗った場合でも、一定量、髪から髪に必要な油分が落ちます。油分が髪から落ちすぎると、髪は潤いを失ってバサバサと膨らみがちになり、扱いにくくなりますので、良質な油分をヘアオイルとして補います。
ハーブシャンプー前の場合は、オイルの量はかなり少なめに、少量~小さじ1~2杯程度(適量は髪の量、髪の乾燥具合により異なります。人によっては小さじ1でも多過ぎる場合があります。)使って頭皮マッサージをしてもいいでしょう。ハーブシャンプー前の頭皮マッサージでは、オイルの量が多すぎますと、一度のハーブシャンプーでは油が落ちきらないため、不快になりますので、ご注意ください。万が一、洗髪後も、油っぽさが残ってしまった場合は、もう一回、ハーブシャンプーをしてください。
ヘナやハーブシャンプーの後、髪が乾燥した場合は、アタルバヘッドマッサージオイルをごく少量、髪につけます。通常の、ヘアオイルとしてお使いいただけます。また、脂性の頭皮の場合は、オイルはご使用にならないほうがよい場合があります。